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ネタページ:TOWなりきりダンジョン3 本作品ネタ概要 キャラクター 術・技 声優ネタ アイテム モンスター その他 他テイルズネタ 他作品ネタ 本作品ネタ 概要 TOWなりきりダンジョン3? キャラクター フリオ・スヴェーン キャロ・オランジェ ブラウン博士 ホワイト博士 ポニー クライト ジャババ その他キャラ(TOWなりダン3)? 術・技 技系統 攻撃術系統 回復術系統 秘奥義系統 声優ネタ 菅沼 久義 有島 モユ 西川 宏美 麻生 智久 龍田 直樹 日高 のり子 アイテム アイテム 装備品 モンスター 通常モンスター? ボス? その他 なりきり服 他テイルズネタ 他作品ネタ
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テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン3 13-138~154 138 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 26 42 ID rtFTqYyV 1 テイルズシリーズと呼ばれる伝説の語り継がれる世界の片隅、ミナクルの町。 数年前の地震によってその町の地下で発見された超古代遺跡から 発掘調査の中心人物であるブラウン博士によって謎の装置が発見される。 それは時間や空間を自在に飛ぶ時空転移装置だった。 時を越えて英雄に会うことを夢見る博士の助手、フリオとキャロは英雄伝を読み返しながら、 ドリーム号と名づけられた時空転移装置での明日からの旅の出発を楽しみに眠りにつく。 早朝、ブラウン博士が血相を変えて「研究所に来てくれ!」と飛び込んできた。 何とドリーム号が盗まれてしまったのだ。 そこで2人は昨夜読んだ英雄伝の内容がおかしかった事に気付く。 犯人は歴史の改変を行っている!しかし、ドリーム号が無い以上どうする事もできない・・・ そこに突然現れた色違いのドリーム号に白髪のブラウン博士。 彼は100日後からやってきたブラウン博士だった。とりあえずホワイト博士と呼ぶ事に。 彼は今から1ヶ月後に遺跡の奥で見つかったもう1台の時空転移装置、ドリーム2号でここにやって来たという。 100日後のフリオとキャロはドリーム2号に乗り、そしてドリーム2号しか帰ってこなかったらしい。 歴史の修正に向かう2人にブラウン博士はもう1つの古代文明の遺産、状況に応じどんな力でも発揮できるなりきり服を渡す。 そして、2人はホワイト博士が助っ人として連れて来た10人の英雄(↓)と共に旅立っていった。 (スタン・マリー・コングマン・リッド・ファラ・キール・ロイド・コレット・ジーニアス・リフィル) 139 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 29 18 ID rtFTqYyV 2「新デスティニー伝説/出会いの遺跡」 聖女リアラが誕生する場面に立ち会うはずの少年カイルは現れず、さらにもう1人の聖女エルレインが待ち受けていた。 遺跡に向かったフリオたちがエルレインを撃退すると彼女は逃走。ところが彼女の落とした時のペンダントを妖しげな男女が掠め取る。 2人が逃げた先は・・・ドリーム1号!? 時空転移しようとするドリーム1号を取り押さえようとするが、転移に巻き込まれリフィルを除く9人の英雄が消えてしまう。 そこへ現れたカイルとロニ。聖女リアラとの出会いを果たし、辛くも歴史は修正された。 リアラに去られてしまったカイルだが、自分達と来ればいずれ会えると言うフリオの言葉に仲間になる事を決める。 妖しげな男女の正体は自称考古学者の墓荒らし、ポニーとクライト。ミナクルの町にも手配が回っていた。 彼らの目的は何なのだろうか? 140 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 31 24 ID rtFTqYyV 3 ホワイト博士がレミ遺跡に調査に行ったまま戻ってこない。 遺跡に出向くと、以前ドリーム1号が見つかった台座の奥の扉が開いていた。 扉の奥は宝や壁の装飾品などが持ち去られ、モンスターがひしめいている。 フロアの奥でモンスターに囲まれたホワイト博士を発見、これを救出した。 博士は未来のレミ遺跡の地下4階で見つけたドリーム2号の様子を見に来たのだが、地下2階へ通じる扉が開かず立ち往生していたのだ。 果たしてこの扉、これから未来で誰かが開けるのだろうか?一行はレミ遺跡を後にした。 4「デスティニー伝説/神の眼大神殿」 英雄殺しの異名を取る狂戦士バルバトスが、本来の伝説とは違う時代の神官フィリアを襲おうとしていた。 神の眼の安置してある部屋の扉の前でフリオ達はクライトの不意打ちを受け石化してしまう。 だが、それを治療してくれたのがフィリアであった。はぐれてしまったマリーとも再会を果たし、一行は立ちはだかるバルバトスを撃破する。 ここでクライトたちはバルバトスを裏切り、バルバトスを石化させる。通路を塞ぐ形のバルバトスに遮られ、神の眼は持ち去られてしまった。 141 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 32 06 ID rtFTqYyV 5「シンフォニア伝説/神託の聖堂」 ロイドとコレットが旅立った数日後、悪魔に操られた魔物が再び聖堂を襲うも、2人は戻ってこない。 ドリーム1号のドライブに巻き込まれた2人の代わりにフリオ達が聖堂の解放に向かう。 聖堂の奥にはポニーとクライト、そして人の心を操る悪魔サナトスが待ち構えていた。 「フリオとキャロが来るのを楽しみにしていた」まるで2人とは別のフリオとキャロを知っているような言い草だったが・・・ サナトスに操られていたロイドとコレットを倒し、サナトスも撃退する。 だが、その戦闘のどさくさにクライトたちは安置してあったソーサラーリングを盗み出して逃げ出していた。 6「ファンタジア伝説/王城の地下牢」 異星の王ダオスは預言者の言葉により、将来敵となるヒーローを地下牢に閉じ込めた。 このままでは伝説自体が始まらない。フリオたちはヒーローの救出に向かう。 預言者を騙っていたのはやはりクライトたちだった。クライトたちは黄金のカギを盗み出し、逃亡してしまう。 怒りに燃えるダオスを撃退し、捕らわれていた英雄アーチェとクラースを救出した。 142 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 33 01 ID rtFTqYyV 7 レミ遺跡に男女二人の魔物が現れたらしい。調査に向かうと地下2階への扉が開いていた。 地下2階の最奥に待ち受けていたのは・・・ダオスとエルレイン!?時代も世界も違う2人が何故ここに? 2人の猛攻を何とかしのぐと、時間は稼げたとクライトたちと共にドリーム1号で逃げ出してしまう。 しゃべり方がおかしかったものの、あの2人の技は本物、そしてクライトたちにこき使われていた様子・・・ クライトたちがまた面倒な装置を遺跡から持ち出したのだろうか? 地下2階にあった石版には、かつて不死身の魔王を封印したとする伝説と共に、謎のリストが書き記してあった。 『時のペンダント、神の眼、ソーサラーリング、黄金のカギ、 セイファートキー、エレメントオーブ、クレーメルケイジ、神子の宝珠 ひかりのカギ、たびだちのカギ、みらいのカギ、きぼうのカギ』 いくつかのアイテムは既にクライトたちによって奪われたもの。果たしてこのリストは一体・・・? 8「時の吹き溜まり伝説」 度重なる歴史の改変を自己修復しようと時空の流れが生み出す、歪みと矛盾のゴミ捨て場・・・それが時の吹き溜まり。 そこに2人のヒーローが迷い込む。彼らが戻らなければ英雄伝の矛盾はさらに広がってしまう。 不安定で長くは留まれない上に霧で見通しの悪い悪条件の中、ルーティとリアラを発見する。 衰弱し錯乱した2人は襲い掛かってくるものの、マリーとカイルの説得により正気を取り戻した。 時の吹き溜まりがまだ存在している事を疑問に感じたフリオたち。 再び時の吹き溜まりを訪れ、そこで彷徨っていたチェスターを発見する。 アーチェ(後に仲間になるクレスでも可)の説得により彼は正気を取り戻した。 時の吹き溜まり伝説は消滅したが、ホワイト博士は 「2台のドリーム号が時空を行き交う限り、いずれ必ずより大きな時の吹き溜まりが生まれてしまう」と警告する・・・ 143 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 34 23 ID rtFTqYyV 9「エターニア伝説/絶望の宮殿」 英雄伝にエターニア伝説の後日談が書き加えられていた。 主を失い消えたはずの絶望の宮殿が再び現れたと知ったリッドたちは絶望の宮殿に向かった、と。 彼らと合流するためフリオたちもそこに向かう。 入り口でリッドと合流し、ファラとキールを探し出すが何故か2人はフリオたちに襲い掛かってきた。 逃げ出した2人を追いかけると、そこには倒れたファラとキール・・・? 襲い掛かってきたファラとキールは、クライトたちの仲間のなりきり師だったのだ。 クライトたちはセイファートキーを奪って逃げ出してしまう。 ホンモノのファラとキールは救出できたものの、まさか敵にもなりきり師がいるとは・・・ あのなりきり服は新たにレミ遺跡で見つかった物なのか、それとも100日後のフリオたちから奪った物・・・? 10「新デスティニー伝説/転生の門」 フリオたちに手紙が届く。それはクライトたちからの予告状。 『転生の門、東門か西門で待つ』 英雄伝によると、本来ひとつだったはずの転生の門は『死者が現世に戻る門』『生者が来世に旅立つ門』 ふたつに分かれ、見分けが付かず2人のヒーローが立ち往生していると言う。 果たして東と西、どちらにヒーローが閉じ込められているのか?フリオたちは自らの勘を信じ、門に向かう。 転生の門に向かうとジューダスが現れ、閉じ込められた仲間(リオン・ディムロス・アトワイト)を助けて欲しいと協力を申し出てきた。 フリオたちは暴走する転生の門の調査に来ていた学者をモンスターから救いつつトラップを解除していく。 閉じ込められていた3人を救出し、さらに襲い来るモンスターをジューダスとリオンが蹴散らす。 そういえばあの学者たちはどこへ・・・すると背後から声。振り向くとそこに仮面を被った男女、敵のなりきり師がいた。 今回の目当ての品はドリーム2号!?邪魔なヒーローを置き去りにし、2台のドリーム号で作業効率をアップさせる作戦だったのだ。 ドリーム2号を奪われ、帰る術を無くすフリオたち。 しかし、転生の門には命を再生する力と共に時間と空間を繋ぐ機能を備えていた。 ディムロスとアトワイトが門を起動させ、フリオたちが飛び込む。そして消滅するディムロスとアトワイト。 門を起動するエネルギーとは、人間の命。ジューダスとリオン、2人が同時空に存在すると矛盾が大きくなると言い、 ジューダスもまた、リオンを現世に送り出すためにその命を使った。 (※上記は転生の東門の展開。西門ではリオンとジューダスの役割が入れ替わる) 144 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 36 17 ID rtFTqYyV 11 石版の宝物リスト、それはレミ遺跡の扉を封印した鍵を書き記したものだった。 ならば次はクライトたちは地下2階の扉を開き、奥の宝を狙うはず。 何としてでもドリーム号を、どちらか1つでも奪還しなくては。フリオたちはレミ遺跡へ向かう。 地下2階の閉じられていた扉の奥にドリーム1号が放置してあった。 博士の読みどおり、地下3階でクライトたちが金品を物色していたのだ。 ところがここで仮面のなりきり師がクライトたちを裏切り、ドリーム2号でどこかに行ってしまう。 置いてきぼりを喰らったクライトたちはやぶれかぶれでフリオたちに襲い掛かるものの、彼らの敵ではなかった。 ついに捕らえられたクライトたち。レミ遺跡の最奥には王の宝が眠っているとそそのかされて扉を開く鍵を集めていたと言う。 仮面のなりきり師の目的は何なのだろうか? 12「ファンタジア伝説/エルフの森」 伝説に同時に3つの改変が行われているのが確認された。 フリオたちはまず荒れ狂う精霊がエルフを襲っているというエルフの森へ、今回は一緒に行けないというアーチェとリフィルを置いて向かう。 森の入り口でクレス、ミント、スタン、ナナリーの4人と合流する。 しかし、新デスティニー伝説の人物のはずのナナリーがファンタジア伝説に現れるとは、時空のねじれもかなり酷くなっているようだ。 魔法を封じられた森の入り口にミントを残し、フリオたちは精霊たちを追い払ってエルフたちを救出した。 今回の例として族長のブラムバルドから宝物庫の宝を貰えることになったフリオたち。 だが、宝箱の中から現れたのはさっき助けたはずのエルフたち。 彼らを閉じ込めた仮面のなりきり師たちはエルフになりすまし、エレメントオーブを奪った後だった。 145 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 37 04 ID rtFTqYyV 13「エターニア伝説/ねこにんの里」 英雄伝には『モンスターに襲われそうになったねこにんの里にヒーローたちを連れてきた英雄フリオとキャロ』とあった。 一体なぜまだやってもいない事が英雄伝に書かれているのか、その謎を解きにフリオたちはねこにんの里に向かう。 里に大挙して押し寄せるモンスターに防戦一方のフリオたち。さらに手薄になった北の崖から新手が・・・ そこに光が一閃、モンスターの集団を蹴散らす。エターニア伝説のヒーロー、フォッグが里のねこにんと共に戦線に加わってくれた。 モンスターたちを全滅させたフリオたちは協力してくれたねこにんに感謝する。 「こちらの手違いがあったから協力してやっただけだ」 ねこにんたちは仮面のなりきり師だった。着ている服は100日後のフリオたちから奪った物、未来のお前達は墓の中だと言い残し消える。 彼らは未来のフリオたちを殺した悪人?ねこにんの里を救った英雄?謎は深まる。 14「エターニア伝説/総領主の館」 対面世界の片割れ、セレスティアの総領主の館はいくら倒しても減らない魔物の巣窟と化していた。 ふたつの世界に影を落とすこの事件に、フリオたちは立ち向かう。 館に向かうとロボットに襲われる女性を見つける。彼女を助けたものの、お礼は飛び蹴り・・・? 彼女は新デスティニー伝説の天才科学者、ハロルド。彼女と協力して生体コピー機の停止に向かう。 道を塞ぐ総領主の妻シゼルにダミーのコピー機、様々な仕掛けを切り抜け全ての生体コピー機を停止させた。 今回は何か盗られたものは無かったのか?そこにメルディが飛び込んでくる。別の場所でクレーメルケイジが盗まれた、と。 まさかこの館がおとりだったとは。愕然とする間もなくハロルドとメルディを仲間に加え、フリオたちは新たな歴史改変に立ち向かう。 146 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 38 00 ID rtFTqYyV 15「シンフォニア伝説/人間牧場」 人々の恐怖によって育つ、無機生命体エクスフィアの工場『人間牧場』のひとつが密かに活動を再開していた。 しかも牧場の新たな管理人はシンフォニア伝説のヒーロー、ゼロスとしいなという噂。真相を確かめにフリオたちは人間牧場に赴く。 今回はハロルドが出動を辞退した。何でも魔法禁止結界の中で魔法を使う研究だとか・・・ 牧場の入り口にいたのはゼロスとしいな。2人の偽者を倒すため、本物の生体コピー機を探す。 量産される偽のゼロスとしいなを蹴散らし、本物のコピー機を発見する。 だが、爆発するコピー機の中から現れたのはゼロスとしいな。コピー機の中にいた2人こそオリジナル、つまり本物。 さっきまで共に戦っていたゼロスとしいなは既にどこかに消えていた。 16「裏切りの砦伝説」 魔法の得意な5人のヒーロー(クラース・フィリア・キール・ハロルド・リフィル)が街から消えた。 ロイドが、5人は明け方にフリオたちと一緒にドリーム号に乗ってどこかに行ったと言う。 そして英雄伝に突然現れた、ヒーロー同士の戦いを示唆する伝説・・・ フリオたちの向かった裏切りの砦、それはハロルドが作り出した、言わば人工の時の吹き溜まり。 長い間留まれない不安定な空間、霧が立ち込め視界が悪く、さらに魔法禁止結界が張ってある。 フリオとキャロになりすました仮面のなりきり師たちに騙され、襲い掛かってくるヒーローたち。 ハロルドたちだけが一方的に魔法を使える圧倒的不利な状況の中、ジーニアスとクラトスを加えた7人のヒーローを撃退して正気に戻した。 仮面のなりきり師たちに対し、フリオがその目的を聞き出す。 「俺たちは 魔王ジャババ 復活をたくらむ正義の味方!」 自分たちの正体が知りたければレミ遺跡の奥へ2人だけで来い、と言い残し仮面のなりきり師たちはどこかへ消えた。 147 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 40 41 ID rtFTqYyV 17 フリオとキャロは2人でレミ遺跡の最下層を目指す。地下3階の扉も既に封印が解かれた後だった。 2人は最下層の最深部で仮面のなりきり師を発見する。 「自分たちの後ろにある封印された扉、その奥に史上最凶の魔王ジャババがいる。 この扉を開く鍵はひかりのカギ、たびだちのカギ、みらいのカギ、きぼうのカギのうちのどれか1つ。 だから、これから4つの鍵の争奪戦をしようじゃないか」 「一体なぜ魔王の復活なんか企むんだ!?」 仮面のなりきり師たちはついにその正体を現す。 「あるときはエルレイン!」 「あるときはダオス!」 「また、あるときはファラ!」 「さらにさらに、あるときはゼロス!しかしてその実体は・・・」 なりきりを解いた2人の姿は・・・フリオとキャロ!? 自分たちは100日後のお前たちだと言い残し、ドリーム2号に乗ってどこかに消えた。 (未来のフリオとキャロはそれぞれ「わるフリオ」「わるキャロ」と表記される。会話でそう呼ばれることはないようだが) 18「ファンタジア伝説/魔科学研究所」 ひかりのカギを奪いに現れたフリオに対し、研究者が封印を解いた魔科学兵器は暴走、 そして、それを止めようとしたヒーローすずが砲火の中に姿を消す・・・ ひかりのカギの奪取とすずの救出のため、フリオたちは魔科学研究所に向かう。 ひかりのカギを死守しようとする研究者たちの砲火からフリオを助けたのはすずだった。 フリオの代わりに大怪我を負ったすずを非難させ、砲撃の隙間を縫って進軍するフリオたち。 攻撃パターンを読み、科学者の1人になりすましていたわるフリオの元までたどり着いた。 ひかりのカギを奪って逃走するわるフリオ。それに立ち塞がったのは怪我をおして現れたすず。 命に代えてもひかりのカギを取り戻そうとするすずに、何を思ったのかわるフリオはすずにカギを返した。 148 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 41 48 ID rtFTqYyV 19「デスティニー伝説/蛮族の祭」 蛮族の祭の生贄として連れ去られたチェルシーと、彼女を救出に向かい行方不明になったウッドロウ。 蛮族の村へは炎の迷宮と氷の洞窟、2つの険しい道のりがあった。 (※以下は選んだ道によって2パターンの展開がある) 炎の迷宮(氷の洞窟)はマグマの熱気(吹きすさぶ冷気)が体力を奪う厳しい道のり。 出口に辿り着くとそこにはチェルシー(ウッドロウ)と迷宮(洞窟)のあるじ、ワルキューレ(セルシウス)がいた。 チェルシーをさらった悪人と誤解され襲ってくるワルキューレ(セルシウス)を倒し誤解を解く。 チェルシー(ウッドロウ)はウッドロウ(チェルシー)を探していると言い、氷の洞窟(炎の迷宮)へ向かった。 フリオたちはたびだちのカギを求め、先に進む。 辿り着いた蛮族の城はまるで闘技場。そして蛮族の王はコングマン!? 司会者も現れ、話はフリオたちとコングマン軍団とのバトルという方向に進む。 フリオがコングマンに、たびだちのカギを守れば闘ってやると約束したらしい。 おそらくそれはわるフリオなのだろうが、フリオたちはたびだちのカギを入手するためコングマンを倒す。 ところがそこで司会者になりきっていたわるフリオが正体を現し、盗賊たちを呼び出す。 たびだちのカギを守らなくては!そこにチェルシー(ウッドロウ)を探しにやってきたウッドロウ(チェルシー)とジョニーが現れる。 彼らと協力してフリオたちは、盗賊より先に宝物庫からたびだちのカギを見つけ出した(敵の全滅でもOK) わるフリオは負けを認めるが、チェルシー(ウッドロウ)が時の吹き溜まりに飲み込まれたらしいと告げて去っていく。 149 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 42 49 ID rtFTqYyV 20「時の吹き溜まり伝説2」 再び現れた時の吹き溜まりは前のものとは比べ物にならないほど巨大で、 数名のヒーローとみらいのカギを飲み込み、さらに広がっていた。 時の吹き溜まりに向かうとわるフリオが現れ、カギ探し勝負を挑んでくる。 「ここにいる人間かモンスターがみらいのカギを持っているはず。先に探し出した方が勝ちだ」 そう言って霧の中に消えた。カギを渡すわけには行かず、フリオたちはその勝負を受ける。 霧の中衰弱し錯乱したヒーロー、プレセアとチェルシー(ウッドロウ)と遭遇する。 襲い掛かってきた彼女たちだが、ジーニアスとウッドロウ(チェルシー)の説得により正気を取り戻した。 だが彼女たちはみらいのカギを持ってはいなかった。 (※以下は2パターンの展開がある) 1.互いにモンスターを倒す展開になったが、フリオたちの倒したモンスターがカギを所持していた。 この勝負は見事フリオたちの勝ちとなった。 2.互いにモンスターを倒す展開になったが、霧の中から声が聞こえてきた。 何と、わるフリオに先にカギを見つけられてしまったのだ。 だが、わるフリオはもう一度勝負を持ちかける。 「あっさり決まりすぎてつまらないから、もう一度勝負をしてやろう。時の吹き溜まりの入り口に先に辿り着いた方が勝ちだ」 今度こそ負ける訳にはいかない。フリオたちは、わるフリオより先に時の吹き溜まりの入り口に駆け込んだ。 カギを手にしたフリオは、わるフリオに何故魔王を復活させようとするのか問う。 「言っただろ?俺たちは正義の味方、魔王ジャババを倒すんだ。俺たちが、この手でな」 そう言って去っていった。 時の吹き溜まり伝説は、依然英雄伝に記されている。これはまだヒーローが彷徨っているせいに違いない。 再び向かった時の吹き溜まりには3人のヒーロー、チャット・レイス・リーガルがいた。 やはり襲い掛かってきた彼らだが、メルディ(と言うよりクイッキー)・ファラ・プレセアにより正気を取り戻す。 全てのヒーローを救い出し、2つ目の時の吹き溜まり伝説は消滅した。 150 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 43 24 ID rtFTqYyV 21「神様の宝物庫」 この世の果て、時間の終わりにある神様の宝物庫。 宝物庫には別の時空に存在する超古代都市と浮遊要塞、ふたつの扉を開く事で入れるようになり、 そこには天国と地獄の門すら開く究極のカギ、きぼうのカギが収められているという。 まずはフリオが超古代都市に向かう。 次々と現れるモンスターや道を阻むバリアを切り抜け最深部に辿り着くが、そこにはユグドラシルが待ち受けていた。 なんとかユグドラシルを撃退し、フリオは扉の前でキャロの連絡を待つ。 続いてキャロが浮遊要塞に向かう。 強化された魔科学兵器の砲火や道を阻むバリアを切り抜け最深部に辿り着くが、そこにはバルバトスが待ち受ける。 バルバトスを撃退するものの、それはまたもわるフリオのなりきり。「必ずきぼうのカギを手に入れろよ」と言って去っていく。 カギ争奪戦を言い出したのは向こうなのに・・・キャロは疑問に思いつつもフリオに連絡を入れる。 フリオとキャロ、2人同時に押した2つのボタンで扉が開く。 2つの時空を繋ぐ宝物庫の中で2人は再会を果たし、ついにきぼうのカギを入手した。 151 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 44 34 ID rtFTqYyV 22「未完の伝説」 魔王の封印を守るきぼうのカギを手に入れ、安心して眠るフリオとキャロ。 ところが次の日、すずの置き手紙とともにカギが消えていた。手紙に書かれていた場所、レミ遺跡に向かう2人。 そこには怪我を負い倒れているすずと、わるフリオと並び立つすず・・・になりきったわるキャロ。 魔王の封印の前で待つ、決着は4人のなりきり師だけで決めるんだと言って、カギを持って遺跡の奥に消えた。 すずを連れて街に戻る2人。 「なんであいつらはすぐに封印を解かないんだ?」 「きっとまだ迷ってるのよ。過去の私たちを倒して踏ん切りをつけたいんだと思う」 最後の決戦に備え、眠りにつく。 最後の決戦、ヒーローたちはモンスターの追撃を防ぐため、それぞれの階を繋ぐ部屋を守るために残っていく。 魔王の封印の前、わるフリオとわるキャロはそこにいた。 「いずれ誰かが魔王の封印を解き、100日後の世界は滅びる。だから俺たちはその前に魔王の封印を解き、完全に滅ぼすんだ」 もはや戦いは避けられない。武器を構えるフリオとキャロ。 死闘の末、未来の自分に打ち勝ったフリオとキャロ。 未来の2人は、時空をめぐって集めたルーツ(服の材料)を手渡す。 「いつか、お前たちも・・・この扉を開けたくなるさ・・・」 「忘れるな・・・お前たちは未来の自分に勝った・・・」 「運命は・・・必ず変えられる。未来には無限の可能性がきっとある」 「必ず・・・勝てよ・・・ジャババのクソ野郎に!」 「覚悟・・・しなさいよォ・・・明日は今日より大変なんだから・・・」 時空の修正作用か、未来の2人は消滅する。きぼうのカギを取り戻し、遺跡を後に・・・ 152 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 45 13 ID rtFTqYyV 「待て~」 背後から声がする。 「誰だ!?」 「ぶははは、我が名は魔王ジャババ!お前たちが真のヒーローならば、この封印を解き私と戦うがいい!」 しばしの沈黙。 「・・・魔王って名がついてる割に相当オツムが温かいわね」 「俺たち、ヒーローじゃないもんね~だ」 封印に背を向ける2人。 「待てェ~、こらァ~!正々堂々戦えってばァ~!」 「あんなの無視無視」 魔王の誘いを完全に無視し、2人は遺跡を後にした。 「ぶははは、人は手にした力を必ず試してみたくなるものよ。その力が強大であればあるほどな。 ぶははは、私にはわかる・・・奴らは必ず封印を解く、必ずな!ぶははは!ぶはははははは!」 かつて遠い未来から時空転移を繰り返し、不死身の肉体を手に入れた科学者ジャババ。 力に溺れると言う快楽を彼は知っている。人がそれに打ち勝てない事も。 誰もいなくなった遺跡に、彼の不気味な笑い声が響いた・・・ 153 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 46 06 ID rtFTqYyV 23 ヒーローたちが元の世界に帰る日がやってきた。 ホワイト博士と共にドリーム2号に乗り込み、旅立ってゆく。 そこに突然現れたドリーム1号。ブラウン博士はそれが歴史が完全に修復された証だと言う。 「つまりあれは、あの日盗まれる前のドリーム1号で・・・おや、あのへこみは確か・・・」 「そうかい、元通りかい♪じゃあ、もう一度頂いていくよ」 別れの余韻に浸る3人の前に現れたのは、何とポニーとクライト!? 脱走してきた2人はドリーム1号に乗り込み、消える。 「どうしよう、博士・・・」 「おそらく心配ない、奴らは気付かなかったようじゃが、あのドリーム号は完成後ではなく修理前のものじゃ。 覚えてないか?遺跡から運び出したドリーム号に、巨大な動物に踏まれた跡がいくつもあったのを」 「それじゃあドリーム号の行き先は!?」 「かわいそうに・・・明日は今日より大変ね」 (夕日の中、マンモスのような巨大な動物に追われて逃げる2人の人影をバックにスタッフロール) ・ ・ ・ ジャババ「最後は、復活した魔王とヒーローの決戦がお約束だろ・・・?いいのか、本当にいいのか、こんな終わり方で!? おーい、誰か開けてくれ!私は魔王なんだぞ、凶悪なんだぞ、本当だぞ・・・」 おしまい 154 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 50 27 ID rtFTqYyV エキストラシナリオ ○魔王の封印 本当に魔王ジャババは不死身なのか?今の自分達なら完全に倒せるのではないか? 再び集まってくれたヒーローと共に、2人は魔王の封印を解く。 ○闘魂コロシアム ねこにんの里主催の格闘大会で、2人は歴代の主人公達と腕試し! もちろん最後に乱入してくるのは、おなじみの「エプロンドレスがお似合いのおちゃめなバトルガール」だ! ○ドルアーガの塔 英雄伝を枕の下に置いて眠った夜の夢は、フリオ憧れのドルアーガ伝説! 何故か人の夢に乱入してきたキャロとともに、巫女カイの救出に向かう。
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テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン3 13-138~154 138 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 26 42 ID rtFTqYyV 1 テイルズシリーズと呼ばれる伝説の語り継がれる世界の片隅、ミナクルの町。 数年前の地震によってその町の地下で発見された超古代遺跡から 発掘調査の中心人物であるブラウン博士によって謎の装置が発見される。 それは時間や空間を自在に飛ぶ時空転移装置だった。 時を越えて英雄に会うことを夢見る博士の助手、フリオとキャロは英雄伝を読み返しながら、 ドリーム号と名づけられた時空転移装置での明日からの旅の出発を楽しみに眠りにつく。 早朝、ブラウン博士が血相を変えて「研究所に来てくれ!」と飛び込んできた。 何とドリーム号が盗まれてしまったのだ。 そこで2人は昨夜読んだ英雄伝の内容がおかしかった事に気付く。 犯人は歴史の改変を行っている!しかし、ドリーム号が無い以上どうする事もできない・・・ そこに突然現れた色違いのドリーム号に白髪のブラウン博士。 彼は100日後からやってきたブラウン博士だった。とりあえずホワイト博士と呼ぶ事に。 彼は今から1ヶ月後に遺跡の奥で見つかったもう1台の時空転移装置、ドリーム2号でここにやって来たという。 100日後のフリオとキャロはドリーム2号に乗り、そしてドリーム2号しか帰ってこなかったらしい。 歴史の修正に向かう2人にブラウン博士はもう1つの古代文明の遺産、状況に応じどんな力でも発揮できるなりきり服を渡す。 そして、2人はホワイト博士が助っ人として連れて来た10人の英雄(↓)と共に旅立っていった。 (スタン・マリー・コングマン・リッド・ファラ・キール・ロイド・コレット・ジーニアス・リフィル) 139 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 29 18 ID rtFTqYyV 2「新デスティニー伝説/出会いの遺跡」 聖女リアラが誕生する場面に立ち会うはずの少年カイルは現れず、さらにもう1人の聖女エルレインが待ち受けていた。 遺跡に向かったフリオたちがエルレインを撃退すると彼女は逃走。ところが彼女の落とした時のペンダントを妖しげな男女が掠め取る。 2人が逃げた先は・・・ドリーム1号!? 時空転移しようとするドリーム1号を取り押さえようとするが、転移に巻き込まれリフィルを除く9人の英雄が消えてしまう。 そこへ現れたカイルとロニ。聖女リアラとの出会いを果たし、辛くも歴史は修正された。 リアラに去られてしまったカイルだが、自分達と来ればいずれ会えると言うフリオの言葉に仲間になる事を決める。 妖しげな男女の正体は自称考古学者の墓荒らし、ポニーとクライト。ミナクルの町にも手配が回っていた。 彼らの目的は何なのだろうか? 140 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 31 24 ID rtFTqYyV 3 ホワイト博士がレミ遺跡に調査に行ったまま戻ってこない。 遺跡に出向くと、以前ドリーム1号が見つかった台座の奥の扉が開いていた。 扉の奥は宝や壁の装飾品などが持ち去られ、モンスターがひしめいている。 フロアの奥でモンスターに囲まれたホワイト博士を発見、これを救出した。 博士は未来のレミ遺跡の地下4階で見つけたドリーム2号の様子を見に来たのだが、地下2階へ通じる扉が開かず立ち往生していたのだ。 果たしてこの扉、これから未来で誰かが開けるのだろうか?一行はレミ遺跡を後にした。 4「デスティニー伝説/神の眼大神殿」 英雄殺しの異名を取る狂戦士バルバトスが、本来の伝説とは違う時代の神官フィリアを襲おうとしていた。 神の眼の安置してある部屋の扉の前でフリオ達はクライトの不意打ちを受け石化してしまう。 だが、それを治療してくれたのがフィリアであった。はぐれてしまったマリーとも再会を果たし、一行は立ちはだかるバルバトスを撃破する。 ここでクライトたちはバルバトスを裏切り、バルバトスを石化させる。通路を塞ぐ形のバルバトスに遮られ、神の眼は持ち去られてしまった。 141 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 32 06 ID rtFTqYyV 5「シンフォニア伝説/神託の聖堂」 ロイドとコレットが旅立った数日後、悪魔に操られた魔物が再び聖堂を襲うも、2人は戻ってこない。 ドリーム1号のドライブに巻き込まれた2人の代わりにフリオ達が聖堂の解放に向かう。 聖堂の奥にはポニーとクライト、そして人の心を操る悪魔サナトスが待ち構えていた。 「フリオとキャロが来るのを楽しみにしていた」まるで2人とは別のフリオとキャロを知っているような言い草だったが・・・ サナトスに操られていたロイドとコレットを倒し、サナトスも撃退する。 だが、その戦闘のどさくさにクライトたちは安置してあったソーサラーリングを盗み出して逃げ出していた。 6「ファンタジア伝説/王城の地下牢」 異星の王ダオスは預言者の言葉により、将来敵となるヒーローを地下牢に閉じ込めた。 このままでは伝説自体が始まらない。フリオたちはヒーローの救出に向かう。 預言者を騙っていたのはやはりクライトたちだった。クライトたちは黄金のカギを盗み出し、逃亡してしまう。 怒りに燃えるダオスを撃退し、捕らわれていた英雄アーチェとクラースを救出した。 142 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 33 01 ID rtFTqYyV 7 レミ遺跡に男女二人の魔物が現れたらしい。調査に向かうと地下2階への扉が開いていた。 地下2階の最奥に待ち受けていたのは・・・ダオスとエルレイン!?時代も世界も違う2人が何故ここに? 2人の猛攻を何とかしのぐと、時間は稼げたとクライトたちと共にドリーム1号で逃げ出してしまう。 しゃべり方がおかしかったものの、あの2人の技は本物、そしてクライトたちにこき使われていた様子・・・ クライトたちがまた面倒な装置を遺跡から持ち出したのだろうか? 地下2階にあった石版には、かつて不死身の魔王を封印したとする伝説と共に、謎のリストが書き記してあった。 『時のペンダント、神の眼、ソーサラーリング、黄金のカギ、 セイファートキー、エレメントオーブ、クレーメルケイジ、神子の宝珠 ひかりのカギ、たびだちのカギ、みらいのカギ、きぼうのカギ』 いくつかのアイテムは既にクライトたちによって奪われたもの。果たしてこのリストは一体・・・? 8「時の吹き溜まり伝説」 度重なる歴史の改変を自己修復しようと時空の流れが生み出す、歪みと矛盾のゴミ捨て場・・・それが時の吹き溜まり。 そこに2人のヒーローが迷い込む。彼らが戻らなければ英雄伝の矛盾はさらに広がってしまう。 不安定で長くは留まれない上に霧で見通しの悪い悪条件の中、ルーティとリアラを発見する。 衰弱し錯乱した2人は襲い掛かってくるものの、マリーとカイルの説得により正気を取り戻した。 時の吹き溜まりがまだ存在している事を疑問に感じたフリオたち。 再び時の吹き溜まりを訪れ、そこで彷徨っていたチェスターを発見する。 アーチェ(後に仲間になるクレスでも可)の説得により彼は正気を取り戻した。 時の吹き溜まり伝説は消滅したが、ホワイト博士は 「2台のドリーム号が時空を行き交う限り、いずれ必ずより大きな時の吹き溜まりが生まれてしまう」と警告する・・・ 143 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 34 23 ID rtFTqYyV 9「エターニア伝説/絶望の宮殿」 英雄伝にエターニア伝説の後日談が書き加えられていた。 主を失い消えたはずの絶望の宮殿が再び現れたと知ったリッドたちは絶望の宮殿に向かった、と。 彼らと合流するためフリオたちもそこに向かう。 入り口でリッドと合流し、ファラとキールを探し出すが何故か2人はフリオたちに襲い掛かってきた。 逃げ出した2人を追いかけると、そこには倒れたファラとキール・・・? 襲い掛かってきたファラとキールは、クライトたちの仲間のなりきり師だったのだ。 クライトたちはセイファートキーを奪って逃げ出してしまう。 ホンモノのファラとキールは救出できたものの、まさか敵にもなりきり師がいるとは・・・ あのなりきり服は新たにレミ遺跡で見つかった物なのか、それとも100日後のフリオたちから奪った物・・・? 10「新デスティニー伝説/転生の門」 フリオたちに手紙が届く。それはクライトたちからの予告状。 『転生の門、東門か西門で待つ』 英雄伝によると、本来ひとつだったはずの転生の門は『死者が現世に戻る門』『生者が来世に旅立つ門』 ふたつに分かれ、見分けが付かず2人のヒーローが立ち往生していると言う。 果たして東と西、どちらにヒーローが閉じ込められているのか?フリオたちは自らの勘を信じ、門に向かう。 転生の門に向かうとジューダスが現れ、閉じ込められた仲間(リオン・ディムロス・アトワイト)を助けて欲しいと協力を申し出てきた。 フリオたちは暴走する転生の門の調査に来ていた学者をモンスターから救いつつトラップを解除していく。 閉じ込められていた3人を救出し、さらに襲い来るモンスターをジューダスとリオンが蹴散らす。 そういえばあの学者たちはどこへ・・・すると背後から声。振り向くとそこに仮面を被った男女、敵のなりきり師がいた。 今回の目当ての品はドリーム2号!?邪魔なヒーローを置き去りにし、2台のドリーム号で作業効率をアップさせる作戦だったのだ。 ドリーム2号を奪われ、帰る術を無くすフリオたち。 しかし、転生の門には命を再生する力と共に時間と空間を繋ぐ機能を備えていた。 ディムロスとアトワイトが門を起動させ、フリオたちが飛び込む。そして消滅するディムロスとアトワイト。 門を起動するエネルギーとは、人間の命。ジューダスとリオン、2人が同時空に存在すると矛盾が大きくなると言い、 ジューダスもまた、リオンを現世に送り出すためにその命を使った。 (※上記は転生の東門の展開。西門ではリオンとジューダスの役割が入れ替わる) 144 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 36 17 ID rtFTqYyV 11 石版の宝物リスト、それはレミ遺跡の扉を封印した鍵を書き記したものだった。 ならば次はクライトたちは地下2階の扉を開き、奥の宝を狙うはず。 何としてでもドリーム号を、どちらか1つでも奪還しなくては。フリオたちはレミ遺跡へ向かう。 地下2階の閉じられていた扉の奥にドリーム1号が放置してあった。 博士の読みどおり、地下3階でクライトたちが金品を物色していたのだ。 ところがここで仮面のなりきり師がクライトたちを裏切り、ドリーム2号でどこかに行ってしまう。 置いてきぼりを喰らったクライトたちはやぶれかぶれでフリオたちに襲い掛かるものの、彼らの敵ではなかった。 ついに捕らえられたクライトたち。レミ遺跡の最奥には王の宝が眠っているとそそのかされて扉を開く鍵を集めていたと言う。 仮面のなりきり師の目的は何なのだろうか? 12「ファンタジア伝説/エルフの森」 伝説に同時に3つの改変が行われているのが確認された。 フリオたちはまず荒れ狂う精霊がエルフを襲っているというエルフの森へ、今回は一緒に行けないというアーチェとリフィルを置いて向かう。 森の入り口でクレス、ミント、スタン、ナナリーの4人と合流する。 しかし、新デスティニー伝説の人物のはずのナナリーがファンタジア伝説に現れるとは、時空のねじれもかなり酷くなっているようだ。 魔法を封じられた森の入り口にミントを残し、フリオたちは精霊たちを追い払ってエルフたちを救出した。 今回の例として族長のブラムバルドから宝物庫の宝を貰えることになったフリオたち。 だが、宝箱の中から現れたのはさっき助けたはずのエルフたち。 彼らを閉じ込めた仮面のなりきり師たちはエルフになりすまし、エレメントオーブを奪った後だった。 145 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 37 04 ID rtFTqYyV 13「エターニア伝説/ねこにんの里」 英雄伝には『モンスターに襲われそうになったねこにんの里にヒーローたちを連れてきた英雄フリオとキャロ』とあった。 一体なぜまだやってもいない事が英雄伝に書かれているのか、その謎を解きにフリオたちはねこにんの里に向かう。 里に大挙して押し寄せるモンスターに防戦一方のフリオたち。さらに手薄になった北の崖から新手が・・・ そこに光が一閃、モンスターの集団を蹴散らす。エターニア伝説のヒーロー、フォッグが里のねこにんと共に戦線に加わってくれた。 モンスターたちを全滅させたフリオたちは協力してくれたねこにんに感謝する。 「こちらの手違いがあったから協力してやっただけだ」 ねこにんたちは仮面のなりきり師だった。着ている服は100日後のフリオたちから奪った物、未来のお前達は墓の中だと言い残し消える。 彼らは未来のフリオたちを殺した悪人?ねこにんの里を救った英雄?謎は深まる。 14「エターニア伝説/総領主の館」 対面世界の片割れ、セレスティアの総領主の館はいくら倒しても減らない魔物の巣窟と化していた。 ふたつの世界に影を落とすこの事件に、フリオたちは立ち向かう。 館に向かうとロボットに襲われる女性を見つける。彼女を助けたものの、お礼は飛び蹴り・・・? 彼女は新デスティニー伝説の天才科学者、ハロルド。彼女と協力して生体コピー機の停止に向かう。 道を塞ぐ総領主の妻シゼルにダミーのコピー機、様々な仕掛けを切り抜け全ての生体コピー機を停止させた。 今回は何か盗られたものは無かったのか?そこにメルディが飛び込んでくる。別の場所でクレーメルケイジが盗まれた、と。 まさかこの館がおとりだったとは。愕然とする間もなくハロルドとメルディを仲間に加え、フリオたちは新たな歴史改変に立ち向かう。 146 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 38 00 ID rtFTqYyV 15「シンフォニア伝説/人間牧場」 人々の恐怖によって育つ、無機生命体エクスフィアの工場『人間牧場』のひとつが密かに活動を再開していた。 しかも牧場の新たな管理人はシンフォニア伝説のヒーロー、ゼロスとしいなという噂。真相を確かめにフリオたちは人間牧場に赴く。 今回はハロルドが出動を辞退した。何でも魔法禁止結界の中で魔法を使う研究だとか・・・ 牧場の入り口にいたのはゼロスとしいな。2人の偽者を倒すため、本物の生体コピー機を探す。 量産される偽のゼロスとしいなを蹴散らし、本物のコピー機を発見する。 だが、爆発するコピー機の中から現れたのはゼロスとしいな。コピー機の中にいた2人こそオリジナル、つまり本物。 さっきまで共に戦っていたゼロスとしいなは既にどこかに消えていた。 16「裏切りの砦伝説」 魔法の得意な5人のヒーロー(クラース・フィリア・キール・ハロルド・リフィル)が街から消えた。 ロイドが、5人は明け方にフリオたちと一緒にドリーム号に乗ってどこかに行ったと言う。 そして英雄伝に突然現れた、ヒーロー同士の戦いを示唆する伝説・・・ フリオたちの向かった裏切りの砦、それはハロルドが作り出した、言わば人工の時の吹き溜まり。 長い間留まれない不安定な空間、霧が立ち込め視界が悪く、さらに魔法禁止結界が張ってある。 フリオとキャロになりすました仮面のなりきり師たちに騙され、襲い掛かってくるヒーローたち。 ハロルドたちだけが一方的に魔法を使える圧倒的不利な状況の中、ジーニアスとクラトスを加えた7人のヒーローを撃退して正気に戻した。 仮面のなりきり師たちに対し、フリオがその目的を聞き出す。 「俺たちは 魔王ジャババ 復活をたくらむ正義の味方!」 自分たちの正体が知りたければレミ遺跡の奥へ2人だけで来い、と言い残し仮面のなりきり師たちはどこかへ消えた。 147 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 40 41 ID rtFTqYyV 17 フリオとキャロは2人でレミ遺跡の最下層を目指す。地下3階の扉も既に封印が解かれた後だった。 2人は最下層の最深部で仮面のなりきり師を発見する。 「自分たちの後ろにある封印された扉、その奥に史上最凶の魔王ジャババがいる。 この扉を開く鍵はひかりのカギ、たびだちのカギ、みらいのカギ、きぼうのカギのうちのどれか1つ。 だから、これから4つの鍵の争奪戦をしようじゃないか」 「一体なぜ魔王の復活なんか企むんだ!?」 仮面のなりきり師たちはついにその正体を現す。 「あるときはエルレイン!」 「あるときはダオス!」 「また、あるときはファラ!」 「さらにさらに、あるときはゼロス!しかしてその実体は・・・」 なりきりを解いた2人の姿は・・・フリオとキャロ!? 自分たちは100日後のお前たちだと言い残し、ドリーム2号に乗ってどこかに消えた。 (未来のフリオとキャロはそれぞれ「わるフリオ」「わるキャロ」と表記される。会話でそう呼ばれることはないようだが) 18「ファンタジア伝説/魔科学研究所」 ひかりのカギを奪いに現れたフリオに対し、研究者が封印を解いた魔科学兵器は暴走、 そして、それを止めようとしたヒーローすずが砲火の中に姿を消す・・・ ひかりのカギの奪取とすずの救出のため、フリオたちは魔科学研究所に向かう。 ひかりのカギを死守しようとする研究者たちの砲火からフリオを助けたのはすずだった。 フリオの代わりに大怪我を負ったすずを非難させ、砲撃の隙間を縫って進軍するフリオたち。 攻撃パターンを読み、科学者の1人になりすましていたわるフリオの元までたどり着いた。 ひかりのカギを奪って逃走するわるフリオ。それに立ち塞がったのは怪我をおして現れたすず。 命に代えてもひかりのカギを取り戻そうとするすずに、何を思ったのかわるフリオはすずにカギを返した。 148 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 41 48 ID rtFTqYyV 19「デスティニー伝説/蛮族の祭」 蛮族の祭の生贄として連れ去られたチェルシーと、彼女を救出に向かい行方不明になったウッドロウ。 蛮族の村へは炎の迷宮と氷の洞窟、2つの険しい道のりがあった。 (※以下は選んだ道によって2パターンの展開がある) 炎の迷宮(氷の洞窟)はマグマの熱気(吹きすさぶ冷気)が体力を奪う厳しい道のり。 出口に辿り着くとそこにはチェルシー(ウッドロウ)と迷宮(洞窟)のあるじ、ワルキューレ(セルシウス)がいた。 チェルシーをさらった悪人と誤解され襲ってくるワルキューレ(セルシウス)を倒し誤解を解く。 チェルシー(ウッドロウ)はウッドロウ(チェルシー)を探していると言い、氷の洞窟(炎の迷宮)へ向かった。 フリオたちはたびだちのカギを求め、先に進む。 辿り着いた蛮族の城はまるで闘技場。そして蛮族の王はコングマン!? 司会者も現れ、話はフリオたちとコングマン軍団とのバトルという方向に進む。 フリオがコングマンに、たびだちのカギを守れば闘ってやると約束したらしい。 おそらくそれはわるフリオなのだろうが、フリオたちはたびだちのカギを入手するためコングマンを倒す。 ところがそこで司会者になりきっていたわるフリオが正体を現し、盗賊たちを呼び出す。 たびだちのカギを守らなくては!そこにチェルシー(ウッドロウ)を探しにやってきたウッドロウ(チェルシー)とジョニーが現れる。 彼らと協力してフリオたちは、盗賊より先に宝物庫からたびだちのカギを見つけ出した(敵の全滅でもOK) わるフリオは負けを認めるが、チェルシー(ウッドロウ)が時の吹き溜まりに飲み込まれたらしいと告げて去っていく。 149 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 42 49 ID rtFTqYyV 20「時の吹き溜まり伝説2」 再び現れた時の吹き溜まりは前のものとは比べ物にならないほど巨大で、 数名のヒーローとみらいのカギを飲み込み、さらに広がっていた。 時の吹き溜まりに向かうとわるフリオが現れ、カギ探し勝負を挑んでくる。 「ここにいる人間かモンスターがみらいのカギを持っているはず。先に探し出した方が勝ちだ」 そう言って霧の中に消えた。カギを渡すわけには行かず、フリオたちはその勝負を受ける。 霧の中衰弱し錯乱したヒーロー、プレセアとチェルシー(ウッドロウ)と遭遇する。 襲い掛かってきた彼女たちだが、ジーニアスとウッドロウ(チェルシー)の説得により正気を取り戻した。 だが彼女たちはみらいのカギを持ってはいなかった。 (※以下は2パターンの展開がある) 1.互いにモンスターを倒す展開になったが、フリオたちの倒したモンスターがカギを所持していた。 この勝負は見事フリオたちの勝ちとなった。 2.互いにモンスターを倒す展開になったが、霧の中から声が聞こえてきた。 何と、わるフリオに先にカギを見つけられてしまったのだ。 だが、わるフリオはもう一度勝負を持ちかける。 「あっさり決まりすぎてつまらないから、もう一度勝負をしてやろう。時の吹き溜まりの入り口に先に辿り着いた方が勝ちだ」 今度こそ負ける訳にはいかない。フリオたちは、わるフリオより先に時の吹き溜まりの入り口に駆け込んだ。 カギを手にしたフリオは、わるフリオに何故魔王を復活させようとするのか問う。 「言っただろ?俺たちは正義の味方、魔王ジャババを倒すんだ。俺たちが、この手でな」 そう言って去っていった。 時の吹き溜まり伝説は、依然英雄伝に記されている。これはまだヒーローが彷徨っているせいに違いない。 再び向かった時の吹き溜まりには3人のヒーロー、チャット・レイス・リーガルがいた。 やはり襲い掛かってきた彼らだが、メルディ(と言うよりクイッキー)・ファラ・プレセアにより正気を取り戻す。 全てのヒーローを救い出し、2つ目の時の吹き溜まり伝説は消滅した。 150 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 43 24 ID rtFTqYyV 21「神様の宝物庫」 この世の果て、時間の終わりにある神様の宝物庫。 宝物庫には別の時空に存在する超古代都市と浮遊要塞、ふたつの扉を開く事で入れるようになり、 そこには天国と地獄の門すら開く究極のカギ、きぼうのカギが収められているという。 まずはフリオが超古代都市に向かう。 次々と現れるモンスターや道を阻むバリアを切り抜け最深部に辿り着くが、そこにはユグドラシルが待ち受けていた。 なんとかユグドラシルを撃退し、フリオは扉の前でキャロの連絡を待つ。 続いてキャロが浮遊要塞に向かう。 強化された魔科学兵器の砲火や道を阻むバリアを切り抜け最深部に辿り着くが、そこにはバルバトスが待ち受ける。 バルバトスを撃退するものの、それはまたもわるフリオのなりきり。「必ずきぼうのカギを手に入れろよ」と言って去っていく。 カギ争奪戦を言い出したのは向こうなのに・・・キャロは疑問に思いつつもフリオに連絡を入れる。 フリオとキャロ、2人同時に押した2つのボタンで扉が開く。 2つの時空を繋ぐ宝物庫の中で2人は再会を果たし、ついにきぼうのカギを入手した。 151 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 44 34 ID rtFTqYyV 22「未完の伝説」 魔王の封印を守るきぼうのカギを手に入れ、安心して眠るフリオとキャロ。 ところが次の日、すずの置き手紙とともにカギが消えていた。手紙に書かれていた場所、レミ遺跡に向かう2人。 そこには怪我を負い倒れているすずと、わるフリオと並び立つすず・・・になりきったわるキャロ。 魔王の封印の前で待つ、決着は4人のなりきり師だけで決めるんだと言って、カギを持って遺跡の奥に消えた。 すずを連れて街に戻る2人。 「なんであいつらはすぐに封印を解かないんだ?」 「きっとまだ迷ってるのよ。過去の私たちを倒して踏ん切りをつけたいんだと思う」 最後の決戦に備え、眠りにつく。 最後の決戦、ヒーローたちはモンスターの追撃を防ぐため、それぞれの階を繋ぐ部屋を守るために残っていく。 魔王の封印の前、わるフリオとわるキャロはそこにいた。 「いずれ誰かが魔王の封印を解き、100日後の世界は滅びる。だから俺たちはその前に魔王の封印を解き、完全に滅ぼすんだ」 もはや戦いは避けられない。武器を構えるフリオとキャロ。 死闘の末、未来の自分に打ち勝ったフリオとキャロ。 未来の2人は、時空をめぐって集めたルーツ(服の材料)を手渡す。 「いつか、お前たちも・・・この扉を開けたくなるさ・・・」 「忘れるな・・・お前たちは未来の自分に勝った・・・」 「運命は・・・必ず変えられる。未来には無限の可能性がきっとある」 「必ず・・・勝てよ・・・ジャババのクソ野郎に!」 「覚悟・・・しなさいよォ・・・明日は今日より大変なんだから・・・」 時空の修正作用か、未来の2人は消滅する。きぼうのカギを取り戻し、遺跡を後に・・・ 152 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 45 13 ID rtFTqYyV 「待て~」 背後から声がする。 「誰だ!?」 「ぶははは、我が名は魔王ジャババ!お前たちが真のヒーローならば、この封印を解き私と戦うがいい!」 しばしの沈黙。 「・・・魔王って名がついてる割に相当オツムが温かいわね」 「俺たち、ヒーローじゃないもんね~だ」 封印に背を向ける2人。 「待てェ~、こらァ~!正々堂々戦えってばァ~!」 「あんなの無視無視」 魔王の誘いを完全に無視し、2人は遺跡を後にした。 「ぶははは、人は手にした力を必ず試してみたくなるものよ。その力が強大であればあるほどな。 ぶははは、私にはわかる・・・奴らは必ず封印を解く、必ずな!ぶははは!ぶはははははは!」 かつて遠い未来から時空転移を繰り返し、不死身の肉体を手に入れた科学者ジャババ。 力に溺れると言う快楽を彼は知っている。人がそれに打ち勝てない事も。 誰もいなくなった遺跡に、彼の不気味な笑い声が響いた・・・ 153 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 46 06 ID rtFTqYyV 23 ヒーローたちが元の世界に帰る日がやってきた。 ホワイト博士と共にドリーム2号に乗り込み、旅立ってゆく。 そこに突然現れたドリーム1号。ブラウン博士はそれが歴史が完全に修復された証だと言う。 「つまりあれは、あの日盗まれる前のドリーム1号で・・・おや、あのへこみは確か・・・」 「そうかい、元通りかい♪じゃあ、もう一度頂いていくよ」 別れの余韻に浸る3人の前に現れたのは、何とポニーとクライト!? 脱走してきた2人はドリーム1号に乗り込み、消える。 「どうしよう、博士・・・」 「おそらく心配ない、奴らは気付かなかったようじゃが、あのドリーム号は完成後ではなく修理前のものじゃ。 覚えてないか?遺跡から運び出したドリーム号に、巨大な動物に踏まれた跡がいくつもあったのを」 「それじゃあドリーム号の行き先は!?」 「かわいそうに・・・明日は今日より大変ね」 (夕日の中、マンモスのような巨大な動物に追われて逃げる2人の人影をバックにスタッフロール) ・ ・ ・ ジャババ「最後は、復活した魔王とヒーローの決戦がお約束だろ・・・?いいのか、本当にいいのか、こんな終わり方で!? おーい、誰か開けてくれ!私は魔王なんだぞ、凶悪なんだぞ、本当だぞ・・・」 おしまい 154 なりきりダンジョン3 sage 05/03/10 10 50 27 ID rtFTqYyV エキストラシナリオ ○魔王の封印 本当に魔王ジャババは不死身なのか?今の自分達なら完全に倒せるのではないか? 再び集まってくれたヒーローと共に、2人は魔王の封印を解く。 ○闘魂コロシアム ねこにんの里主催の格闘大会で、2人は歴代の主人公達と腕試し! もちろん最後に乱入してくるのは、おなじみの「エプロンドレスがお似合いのおちゃめなバトルガール」だ! ○ドルアーガの塔 英雄伝を枕の下に置いて眠った夜の夢は、フリオ憧れのドルアーガ伝説! 何故か人の夢に乱入してきたキャロとともに、巫女カイの救出に向かう。
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テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン2 【ているず おぶ ざ わーるど なりきりだんじょん つー】 ジャンル コスプレRPG 対応機種 ゲームボーイアドバンス メディア 64Mbit+64KbitEEPROMカートリッジ 発売元 ナムコ 開発元 アルファ・システム 発売日 2002年10月25日 定価 4,800円(税別) プレイ人数 1人 セーブデータ 1個+中断データ1個 ※中断データは再開後自動的に消去 周辺機器 通信ケーブル対応(コスチューム交換) 判定 良作 テイルズ オブ シリーズ関連作品リンク 概要 プロローグ システム なりきり 服変化 ボーナスアビリティ 料理 クエスト 修行 登場キャラクター オリジナルキャラクター シリーズキャラクター 評価点 問題点 総評 続編 余談 概要 ナムコ(現 バンダイナムコエンターテインメント)のRPG、「テイルズ オブ シリーズ」の各作品のキャラクターが一堂に会するクロスオーバータイトル「テイルズ オブ ザ ワールド」の1作目。「なりダン2」という略称が主に用いられる。 1作目なのに『なりきりダンジョン2』になっているのは「なりきりダンジョンシリーズ」で見た場合に『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン』が存在するため。 前作・『なりきりダンジョン』はあくまで「『テイルズ オブ ファンタジア』の続編」という体だったが、本作からはその他のタイトルのキャラクターも登場する「テイルズ オブ シリーズを内包する作品」として位置付けられた。 本作では本作発売以前に発売されていたタイトル、『ファンタジア』『デスティニー』『エターニア』の3作品のパーティキャラクターが総出演する。 前作のシリーズキャラクターはあくまで主人公を導く役どころであったが、本作では一定の条件を満たすことで共に戦ってくれるようになり、更に彼らのコスチュームも登場する。 また、戦闘システムも前作のほぼターン制と変わらなかった「プチLMBS(-リムス)」からシリーズ伝統の「リニアモーションバトルシステム」を採用し、『エターニア』のそれをベースとしたリアルタイムアクションでの戦闘が実現した。 プロローグ ユグドラースと呼ばれる世界。 レグニアの町に住む2人の若者、フリオとキャロは大人として認められる年齢に達してはいたが、「成人の儀」を行うまでは正式には認められないために未だ子供扱いされていた。 本来、成人の儀は「アナスイの花」と呼ばれる花が咲く時期に行われるもので、もう花が咲く時期になっているはずであるにもかかわらず未だ咲いていなかったのだ。 2人はアナスイの花を咲かせてもらうべく、世界の中心とも言える「世界樹」の麓にある神殿に祈りを捧げに来ていた。 世界樹の神殿の最奥には女神と呼ばれる存在がおり、フリオとキャロの願いに対して姿を見せるも、「花を咲かせることは出来ない」と答える。 なぜ咲かせることが出来ないのかと訪ねていた2人を、突如迷い込んだ魔物が現れ、襲いかかる。 戦う術を持たず絶体絶命の危機に陥る2人だが、そこに一組の男女が助けに入る。 卓越した剣の腕前を持つ男性と癒しの力でそれを支える女性…彼らの力を借りてどうにか魔物を撃退することに成功する。 男性の名はクレス、女性の名はミント…魔物は彼らが仕留めきれなかったものが潜り込んできてしまったものなのだという。 世界樹の加護を最大限に受けている神殿に邪悪な魔物が迷い込むことなど本来はあり得ないはず。 女神は世界樹が力を失っていること、アナスイの花が咲かないのもそれに起因していること、そしてこのままでは待つのは世界の滅びという末路だと知らせる。 先程のクレスとミントはそれを回避するべく女神が異世界より呼び寄せた勇者の内の1人であるが、異世界の住人である彼らでは本当の意味でユグドラースを救うことは出来ない。 それ故に女神はフリオとキャロに世界を救うために力を貸して欲しいと頼むが、彼らにはクレス達のように戦う力など持ってはいない。 不安がるフリオ達に女神は着替えた服の職業になりきることの出来る不思議な「なりきり」の力を与える。 なりきりの力と勇者達の力、2つの大きな力を借りてフリオとキャロの世界を救うための戦いがこうして幕を開けたのだった。 システム レグニアの町を拠点に街の人達や歴代シリーズキャラクター達との交流やコスチューム強化などを図りつつ、各地に点在する各シリーズ作品のダンジョンを模したダンジョンに出入りし、レグニアの町で受注したクエストをこなしたりイベントを進めてゆく。 なりきり その職業のコスチュームを着ることでその職業になりきる不思議な力。 例えば、剣士の服を着ればシリーズでおなじみの特技「魔神剣」や「虎牙破斬」といった技を駆使して戦うようになる。 また、ダンジョンの攻略や謎解きなどといった要素で特定のコスチュームが必要になることもある(*1)。 その他、通常では特定のアイテムがなければ破壊出来ない岩を破壊したり、同じく特定のアイテムが無いと開けられない鍵を解錠出来たりするコスチュームもある。 服変化 前作では基本的に既にマスターしているコスチューム同士を組み合わせて新しい服を作成していたが、本作ではベースとなるコスチュームに「ルーツ」と呼ばれるアイテムを付与することで新しいコスチュームを作成する形となった。 また、ルーツ以外のアイテムを使う事も出来、その場合は使ったアイテムに応じて対象のコスチュームの能力を強化出来る。 勿論、特定のコスチュームに歴代のシリーズに登場したキャラクターに縁のあるルーツを付与することでシリーズキャラクターのコスチュームも作成出来、そのキャラクターになりきることも出来る。この場合、CVもそのなりきったキャラクターのものになる。 その他、前作同様にナムコの他作品のキャラクターのコスチュームも存在しており、同様にルーツと元になるコスチュームがあれば作れる。 また、ステビアの店でコスチュームに素材や特定のアイテムを付与する「ふくへんか」で特定のステータスを上下させる事が出来る。 ただしそのたびに料金がかかり回数に応じて加算されてゆくので、微妙なステータス増強を繰り返すと却ってコストパフォーマンスが悪くなる。 ボーナスアビリティ コスチュームに付与出来る追加効果で1つのコスチュームに3つまで追加出来る(*2)。 特定のステータスを高めたりといった基本的な所から、TP(*3)の消費量を抑える事が出来たり、呪文の詠唱速度を速めたりといったものもある。 「なりきり師」など一部を除いたコスチュームにはそれぞれ固有のボーナスアビリティが1つあり、上記の服変化を繰り返していくことでそれぞれの特徴あるコスチュームを作り上げられる。 料理 シリーズお馴染みのシステム。 多くのシリーズ作品ではその場で作った料理を食べて効果を得るが、本作では作った料理を回復アイテムとして保管し、移動時に任意のタイミングで使用して回復する事が出来る。 ただし、「とらふぐ」という食材を使ったレシピ、シリーズお馴染みのある一部のレシピについては「ワンダーシェフ」もしくは特定のシリーズキャラクターの服を着なければ調理できない。 クエスト 本作を進行させる要のシステム。 ゲーム中において活動拠点となる「レグニアの町」のマップ上でLボタンかRボタンを押すことで様々な噂話を聞くことが出来、たまに「○○が頼みたいことがあるらしい」という噂が出て来る。 これを聞くと、マップ上にフリオ達に依頼したいことがある人物のいる場所に「HELP!」のアイコンが登場する。 その場所に行って該当する人物からクエストの大まかな概要を聞き、その上で受諾することでクエストが開始(*4)。 クエスト受諾後は指定されたダンジョンで目的を果たせばクエスト達成となり、レグニアの町に戻って依頼主に報告するとクエストが完了となる。 報酬としてガルド(テイルズ オブ シリーズ共通の通貨単位。)やアイテムが貰えたり、時には料理のレシピを教えて貰えることもある。 これを繰り返すことでストーリーの根幹に関わる重要なストーリークエストが発生し、これをクリアすることで物語が進んでいく。 基本的にクエストは一部の重要なものを除いて失敗してもゲームオーバーにはならない。 クエスト達成後に全滅しても成功扱いになり、この場合ガルドだけもらえる。 なお、一部のクエストは受諾する際に特定のコスチュームをフリオかキャロのいずれかが着ていなければ依頼してくれない場合もある(*5)。 特定のアイテムを入手するクエストの中には、そのアイテム入手時にアイテムを狙うシリーズキャラクターが割り込んで来て、彼等を倒さないと入手出来ない事もある。 クエスト受諾後もシスター・ミルの教会で休めるが二泊すると期限が迫っていると警告が入り、未達成の状態で三泊すると依頼人は別の人物に依頼してしまうため失敗になる(達成後はメッセージが変わり二泊以上出来ない)。 余談だが、本作においてラストダンジョン内を除いてシリーズキャラクターと共闘するためには、このクエストをこなし続けてフリオ達に対する好感度(*6)を高めていく必要がある。 修行 一部のシリーズキャラクターは好感度がある程度上がっていくと修行に誘ってくることがある。 これはシリーズキャラクターが指定したダンジョンで一定回数の戦闘を積み重ねるものだが、その際に獲得した経験値(*7)に応じてHランクからS+ランクまでの評価があり、その評価に応じてご褒美として貰えるアイテムが変化し、更に修行に誘ったキャラクターに応じて上昇するコスチュームの能力の数値も変動する。 Aランクを獲得すれば修行に誘ったキャラクターのコスチュームを作るためのルーツ、Sランク以上を取れば別の特定キャラクターのコスチュームを作るためのルーツが貰えるが、そのためには相当量の経験値を得た上でコンボも相当数のヒットを決めなければならない。 回数のカウントはあくまで勝利した戦闘の回数なので低い経験値の敵からは逃げ、高い経験値を得られる敵に多くのヒット数を稼いで勝利するなどしなければSランク以上の獲得は難しくなっている。 また、クエスト同様修行に行くためにはフリオかキャロのどちらかが特定のコスチュームである事を要求してくるキャラクターもいる(*8)。このタイプのキャラクターは「途中で着替えたら評価出来ない」旨の発言をするが実際はいくら途中で着替えてもペナルティは無い。 登場キャラクター オリジナルキャラクター ※レグニアの町の住人は多いため、一部のキャラクターにとどめる。 フリオ・スヴェーン 魔物の襲来で両親を亡くしたため、レグニアの街の教会で育った15才の少年。本作の主人公の1人。明るく前向きな性格で考えるよりもまず行動に起こすタイプ、加えて好奇心も旺盛なため何事にも首を突っ込もうとする。自分の育った教会の負担を減らすべく、早く手に職を付け一人前の大人になりたいと願っている。現在は町の鍛冶屋で修行中。 キャロ・オランジェ フリオと同じく、教会で育った15才の少女。もう1人の主人公。フリオに比べて大人びた性格であり、真面目でしっかり者な所も真逆だが、息もぴったり合った仲良しコンビである。フリオのことを憎からず思っている節が見られるが、年頃故に素直になれない所もある。将来は服飾系の仕事に就きたいと考えている。 シスター・ミル レグニアの町の教会のシスターで孤児や恵まれない子供たちを引き取って育てている。フリオとキャロも彼女によって育てられた。心優しい女性だが、幼い頃は結構お転婆だったようで作中でその話を聞くことも出来る。 ライエル レグニアの町の長老。温厚でとても博識な人物。孫娘のエレインと暮らしている。魔物が増え続ける現状を憂えている。 フンダクル 町にある雑貨屋「フンダクル商店」の店主。仕事一筋、商売命で生きた根っからの商人でフリオ曰く、ケチ。アイテムの補充で何かとお世話になることになり、ストーリーが進むことで扱う商品も増える他彼からもクエスト依頼がされる事も。妻に逃げられ1人息子のガメルと暮らしている。 ステビア いつの間にかオープンしていた「ステビア服飾店」の店主。ここでコスチュームを購入したり、あるいは既に持っているコスチュームを変化させたり等が出来るのでフンダクル商店共々非常にお世話になることになる。仕立ての技術は確かなのだが、どこか抜けた性格で謎めいた所も多い。 シリーズキャラクター ※仲間として共闘出来るキャラクターのみ記載する。 ※下記の他にもコスチュームになっているキャラクター、およびボスとして戦えるキャラクターもいる。 ファンタジア デスティニー エターニア クレス・アルベイン スタン・エルロン リッド・ハーシェル ミント・アドネード ルーティ・カトレット ファラ・エルステッド クラース・F・レスター フィリア・フィリス キール・ツァイベル アーチェ・クライン ウッドロウ・ケルヴィン メルディ チェスター・バークライト リオン・マグナス チャット 藤林 すず マリー・エージェント フォッグ チェルシー・トーン レイス ジョニー・シデン マイティ・コングマン 評価点 「リニアモーションバトルシステム」の採用 何をさておいてもこれの評価が大きい。前作はシナリオの評価こそ高かったものの、戦闘システムがリアルタイムアクションではなくターン制に近いものとなっており、戦闘バランス調整もかなりタイトであったためにそこが唯一の泣き所となっていた。 ベースとなっているのは『エターニア』の「アグレッシブ・リニアモーションバトルシステム」でキャラクターも3頭身で描写されているが、ハードスペックなどの要因からか流石に『エターニア』のそれと異なり、中級以上の術や一部の技の発動、アイテムの使用時などは一時停止する他、バックステップ等の細かなアクション出来ない等、最近のシリーズに比べるとやや窮屈かつ物足りないが、当時の携帯ゲームからすれば画期的であった。 動作も非常に軽快で、必要最低限のものに操作を絞ったことで操作性も快適だが、戦闘参加のパーティキャラクターは3人(*9)までで敵は4匹までしか出現しない。 技名と勝利時の台詞のみだがフリオとキャロ、シリーズキャラクター、一部敵キャラにはボイスも付いている。 流石にエフェクトは地味でカットインも無いが、一部キャラクターには「秘奥義」が用意されており、体力が減少した時に繰り出せる一発逆転の技(*10)として扱われている。 「GBAにしては」という断り無しに質の高いグラフィック・BGM グラフィックに関してはダンジョンなどを含めて非常に細かい所も書き込まれており、元々2頭身であった『ファンタジア』および『デスティニー』のキャラクターの3頭身グラフィックも違和感を与えない上質なものとなっている。 BGMは基本的に本作に登場する3作品のBGMを流用しているのだが、音源の制限を感じさせないほどにこれまた質が高く、シリーズキャラクターのコスチュームを着せて戦闘した時に流れる該当作品の戦闘曲がファンサービスとして十分に機能したものとなっている。 本作のBGMの質が極めて高かったこともあり、後のGBA版『ファンタジア』の著しく劣化したBGMに対しての批判意見がかなり強烈なものになってしまった。 やり込み甲斐のあるコスチューム育成 本作での育成要素はコスチュームごとのレベルに一本化(*11)され、用意されたコスチュームもフリオ用、キャロ用合わせてトータルで200種類にも及ぶ。 戦闘システムが強化されたこともあり、コスチューム育成だけでも十分に楽しめるものとなっている。 また、ボーナスアビリティの付け方で同じコスチュームでも差が出てくるため、その辺を見越した運用を考える楽しみもある。 露骨な優遇不遇がない そんなの当然だろうと思う方もいるかもしれないが、本シリーズの一部クロスオーバー作品では特定作品・キャラクターを過剰に優遇し、それ以外の作品・キャラクターを不当に貶す、通称「踏み台」によりキャラクターの設定や性格等が崩壊していることが多々あり、踏み台にされた作品のファンはもちろん、その為に不自然なキャラクター改変をされた優遇作品のファンからも顰蹙を買う要素が少なくないが、本作にはそういった問題はほとんど見当たらない。ほぼ全ての作品のキャラクターに平等に見せ場やイベントが与えられており、性格の崩壊等も殆ど無く、ほぼありのままの姿を見せてくれる。 そのため、純粋な気持ちでシリーズ作品の垣根を越えた共演、そしてこの作品ならではの豊富な掛け合いを楽しめる。 純粋な交流は勿論、割とコアなネタも織り交ぜてくる為、シリーズをやり込んだファンも飽きさせない。後のお祭りゲーのように「ネタを重視しすぎた故の行き過ぎたメタな雰囲気・露骨過ぎるギャグ要素」も殆ど無いのも嬉しいところ。 ダンジョン内での汎用会話もダンジョンやシチュエーションごとに全員数種類しっかり作られており、特にラストダンジョンでの会話はどれもアツいものがある。 また、後に3作続いたクロスオーバー作品「レディアントマイソロジー」に出演できなかったキャラ(クラース、マリー、レイス、フォッグ等)もプレイアブルキャラとしてしっかり登場しており、作品ごとのキャラ数の不平等感も無い。 問題点 ストーリー性が非常に希薄 一定回数のクエスト毎に断片的にしか進行しない形式である都合上、常にストーリーが進行する本編作品と比べると描写量がかなり乏しくなってしまっている。ユーザーレビューサイトなどでもストーリーに関して「そんなもんあったっけか?」といったような意見まで出てきてしまう始末。 反面、戦闘ややりこみ要素の評価は高いので、ヘタに本編部分を重視するとこの辺の自由度が下がる可能性もあるが、流石にRPGとしては問題があると言わざるを得ない。クリア後のアフターストーリーや隠しダンジョン・隠しボスといったものも無い。 前作の評価の主なものが「戦闘システムさえ良ければ…」だったのだが、本作は「戦闘は良いのだけど、ストーリーが…」となってしまったため、「上手く折衷してくれればいいのに…」という意見が出ることになった。 ストーリー自体は手堅くまとまっており、シリーズキャラクターのエピソードに関係したイベントやレグニアに住むキャラクターを深掘り等の見応えも多い。これらを上手く拡張出来ていれば、まだ評価も変わってきたかもしれない。 「デスティニー」の主人公、スタンの一部イベントでの扱い 前述したようにクエストをこなして行くとストーリーに関わる重要なクエストをプレイする事になる。その際、歴代シリーズのキャラクターがシナリオに関わってくるのだが…。 『ファンタジア』の場合は味方側にミント、敵側にクレス、『エターニア』の場合は味方側にリッドとレイス、敵側にファラ…と、原則主人公やヒロインとなっているのだが、残りの『デスティニー』が味方側にルーティ、敵側にリオン。つまり主人公であるスタンが全くストーリーに関わってこない形となってしまっている。仮にメンバーに入れていてもイベントには参加しない。 もっとも、原作でもリオン絡みの出来事にはスタンは深く絡んではおらず、そもそもスタンとリオンはPS版ではそれほど深い接点が無い事もあって、リオンを敵役にするならば当然と言えば当然なのだが、やはり主人公が絡まないのは寂しいところ。 一部キャラクターの登場条件 不遇と言うほどではないのだが、「2回全滅すること」で初めて登場するキャラクターもいるため、全滅しないプレイを心掛けているプレイヤーやその辺に抵抗があるプレイヤーには辛い仕様になっている。 ゲーム中に数値で全滅回数が示されることもなければ、全滅回数によって分岐するイベント等も無いのであくまで心理的なものではあるのだが、そういったものとは別になかなかに気付きにくい条件であることは間違いない。 一応、1回全滅した所で存在を匂わせるのだが、それ以外に登場を匂わせる要素がほとんど無いのも事実。 コスチューム間の格差が強烈 全体的に歴代シリーズキャラクターのコスチュームが強めに調整されているため、基本コスチュームがそこに至るまでの過程に成り果ててしまっていることを惜しむ声もある。 一部汎用特技も差別化されている。たとえば「集気法」は、汎用コスチュームである「かくとうか」だと短いとはいえ詠唱が必要で無敵時間もほぼ無いのに対し、同じ技を覚えるクレスは特技と同じく瞬時に発動する上長い無敵時間があり、雲泥の差である。 特にダオスのコスチュームは頭一つ抜けて強力。 画面全域に渡って強力なレーザーを放つ「ダオスレーザー」、ほぼ瞬時に発動し周囲に大ダメージを与える「ダオスコレダー」、接近戦も強力な打撃の数々を隙無く繰り出す「テトラアサルト」と、反則級の特技が目白押し。不意打ちでもない限り、戦闘直後からダオスレーザーを連発しているだけでほとんどの雑魚が片付いてしまう。 ただし彼のルーツを入手する為には、これらの技を制限なしに連発してくるダオス本人を倒さなければならないため、クリア後のご褒美としては妥当とも考えられる。(*12) ダオスに隠れがちだがジョニーが覚える「ミラクルボイス」も屈指の壊れ技である。 こちらもダオスレーザーに類似したタイプの攻撃で、与ダメージの安定性や攻撃範囲こそやや劣るがダオスレーザーでは捉えられない飛行系や地を這う小さな敵にも満遍なく当てられる上ダオスレーザーよりも消費TPが少なく、攻撃力を上げれば物理耐性の高いスケルトン・ゴーレム系統以外にはこれを連発するだけで大抵の敵を圧殺出来てしまう。 シリーズ主人公同士で見ても格差が見られる。汎用性の高い特技や強力な時空奥義を覚えるクレス、専用の特技が多くどれもが攻撃性能の高いリッドに比べ、スタンは中途半端な威力の昌術とこれまた微妙な汎用特技が中心で、数少ない専用特技も強いかと言われると微妙な域で、2人に比べると力不足感が拭えない。 そのためか、スタンのルーツのみ彼との好感度イベントで自動で入手できる機会があり、比較的序盤からスタンになりきる事が出来る(*13)。 スタッフもこれを意識していたのか、次回作でのスタンは覚える昌術が少なくなり、代わりに専用特技が増えたり強力な特技が実装され底上げされている。 自分なりの楽しみ方を見つけないと飽きやすい 上記のようにストーリー性が弱い上基本的にクエストの繰り返しとなり、所謂「お使いゲー」の要素がかなり強くなる。シリーズキャラクターを交えたやり取りもそれなりの数があるが、それらも全て見てしまうとストーリー・キャラ面での楽しみが尽きる。 これだけならば他のやり込み重視のゲームにもある事だが、本作の場合そのやりこみ要素についてもゲーム内でさほどプッシュされている訳でも、極限まで育成したプレイヤー向けの強力な裏ボスやエクストラダンジョンといった「目標」も用意されていないので、ゲームの流れに頼らずプレイヤー自身で楽しみ方や目標を作らないと、モチベーションが保てず飽きてしまう。 該当シリーズ作品プレイ済み推奨な一部イベント シリーズキャラクターが関わる一部イベントは歴代シリーズのファンを対象としている所があるため、知らない作品のネタを出されると全くついて行けない所も少なからずある。 会話イベントならともかく本編ストーリーでも一部のシリーズキャラクターの核心や過去が関わる展開があり(*14)、該当作品のストーリーを知らないと置いていかれがち。 シリーズキャラクターに関する「人物図鑑」があるが、最低限そのキャラクターを知る為の説明しかされていないのでこの辺を補完するには至らない。 コスチュームごとの定石が固められていて育成幅が狭め 効率を考えてプレイすると、どうしても付けるボーナスアビリティの選択肢はほとんど固まってしまうため、戦闘時の有利のみを考えるなら「ちからUP or まりょくUP」「しゅんそく(移動速度上昇)」「はやくち(詠唱時間短縮)」「TPせつやく(消費TP減少)」あたりで固定されがちで、用意されている要素に対して育成の実質な自由度は低い。 ボーナスアビリティが最初に付いた3つ以降は変更が利かないため、やることがほとんどワンパターンになってしまうという意見もある。 特に一部のシリーズキャラクターやナムコ作品のコスチュームは1着しか作れないため、この影響が大きい。 勿論、プレイスタイルによりけりな問題であり、考えなしにコスチュームを選択しても、育成さえすればクリアは充分可能。逆に選択の多さは効率度外視のやり込みにプレイにはもってこいとも言える。 敵が落とすガルドが全体的に非常に少ない 終盤の敵を倒しても大抵数十ガルド前後しか落とさない。システム上武器や防具に金をかける必要が無く、アイテムの値段も一部を除いて格安になっている等出費は少ないが、それでも普通に進めているとガルド不足に陥りがちになる。 ボスや一部シリーズキャラ、宝箱に擬態している「フェイク」系統の敵は比較的ガルドを落とすがそれでも50ガルドしか落とさず、フェイク系はどこに出現するか分からず強敵なためあまり効率が良いとも言えない。 しょうにんの「ちくざい」やサーチガルドといった金稼ぎのアビリティや特技もあるにはあるが一度に得られる金額がかなり少ない。クエスト報酬も最高で450ガルド前後が関の山で大抵は200ガルド前後、中には10ガルドしかくれないキャラもおり、通常入手できる金額がとにかく少ない。 その為、まとまった金額が欲しいならダンジョンの宝箱や敵からアイテムを盗んだりしてそれを換金するしかない。 比較的高い確率で盗めるルーツをまとめて売るだけで不自由なく回復アイテムをまとめ買い出来る程度には稼げ、少々時間をかければ特殊ルーツを売って万単位のガルドも簡単に得られるなどコツを掴めばむしろ成金状態になれる。しかし、不確定要素をメインの金策にしなければならないというのは問題である。 次回作ではストーリーの進行次第だが、雑魚敵でも3ケタ中盤の金額を落すようになり改善された。 周回プレイの引き継ぎ項目 本作は周回プレイが可能となっており、その際に所持ガルド・プレイ時間・各種図鑑のデータを引き継ぐのだが、コスチュームは引き継がれない。 そのため、クリア直前で友達のデータかもう1つソフト(とGBA本体・通信ケーブル)を買って、そちらに育てたコスチュームを退避させない限り、引き継ぎを行ってしまうとせっかく育成したコスチュームが消えてしまう。 もっとも、発売当時の本家シリーズにおける周回プレイでは獲得称号や料理熟練度、ガルド等が引き継がれない設定がデフォルトであり、その為か所持ガルドを引き継げる点も通信プレーのやりくりによるコスチュームの引き継ぎも当時の本家シリーズと比較して魅力的に映っていたのも事実である。 総評 本作の評価を支えるのはやはり携帯機でようやく実現した、「リニアモーションバトルシステム」によるリアルタイムアクション戦闘によるものが大きい。 そのためにストーリーを重視する人には大ハズレになってしまいかねないが、テイルズ オブ シリーズの特色であるアクションによる戦闘に魅力を感じている人にとっては「携帯機でもここまで出来るのか!」と思わせる程のものとなっている戦闘によって長くのめり込めるものとなっている。 また、クロスオーバー作品として見た場合も最近の作品に当たり前のように存在する優遇不遇の差、著しいキャラクター崩壊、踏み台といった要素が無いため、シリーズファンにとっては夢の共演がRPGでも実現したこととなり、歓迎された(*15)。 そのため、出演作品のファンであれば間違いなく楽しめるものとなっている。 しかしながら、繰り返しになるが、RPGとしてのストーリーの弱さはいかんともし難い所があるのは間違いない所で、この点だけは強い批判を受けることとなった。 逆に言えば、(RPGとしてはある意味邪道だが)アクションゲームとして割り切れればシリーズを知らない人でも楽しめる完成度にはなっていると言える。 続編 2005年1月6日に『テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン3』がGBAに発売され、こちらは本作の3作品は勿論、その後発売された『デスティニー2』・『シンフォニア』の登場キャラクターを網羅し、発売された直後の『リバース』の宣伝を兼ねてか主人公のヴェイグ・リュングベルとヒロインのクレア・ベネットがゲストキャラクターとして登場する。 こちらはジャンルを「コスプレS-RPG」とし、複数のチームを組んでそれぞれを運用する形となったため、一度により多くのシリーズキャラクターを操作して遊べるようになったが、全体的に本作に比べて粗が目立つ出来となってしまっているため、否寄りで賛否が割れている。 なお、『3』でも本作の主人公であるフリオとキャロが設定は変更されたが主人公として登場し、本作の重要キャラクターが「『2』の設定のまま」でゲスト出演、更には『なりきりダンジョン』からディオとメルがなりきりショップ(*16)の店主として登場する。 余談 本作および次作のジャンル名がジャンル名なので、一部でネタとして弄り倒されることになってしまった。 内容的には間違っていないのだが、当時(現在もかもだが…)の「コスプレ」という言葉の持つイメージ故のことなのだろう。 2011年に発売した『マイソロ3』には、今作の住民たちが新規イラストでクエスト依頼人として登場している。
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テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン おはなし 概要 システム なりきり たのまれごと 性格 登場キャラクター アセリア歴4408年 アセリア歴4203年 アセリア歴4306年 アセリア歴4354年 暗黒時空 評価点 問題点 総評 その後 余談 テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン 【ているず おぶ ふぁんたじあ なりきりだんじょん】 ジャンル ロールプレイングゲーム 対応機種 ゲームボーイカラー(全GB共通) メディア 16MbitROMカートリッジ 発売元 ナムコ 開発元 日本テレネットナムコ 発売日 2000年11月10日 定価 4,500円(税別) プレイ人数 1人 セーブデータ 1個+中断データ1個※中断データは再開後自動的に消去 周辺機器 通信ケーブル(コスチューム交換)ポケットプリンタスーパーゲームボーイ/同2対応 判定 良作 ポイント ファンタジアの後日談としての完成度の高さは特筆もの重く暗いが、奥深いストーリーは秀逸の一言ハードの制約による戦闘システムとバランスの厳しさが玉に瑕 テイルズ オブ シリーズ関連作品リンク おはなし ある日、静かな夜空から美しい流れ星が降り立ちました。 あなたが星の光の中に見つけたのは、双子の赤ちゃん。 元気な泣き声を上げる男の子と、すやすや眠っている女の子。 それから13年経った、アセリア歴4408年。 争いもない平和なこの世界で、ちょっとした冒険が始まるのでした…。 (公式HPより転載) 概要 スーパーファミコン向けに発売され、後にプレイステーションでリメイクされた『テイルズ オブ ファンタジア(以下「ファンタジア」または「本編」)』の続編。しかし、シナリオライターのゲーム内での発言(下記余談を参照されたし)を考慮すると、続編ではなく「外伝」または「if」とも言える。 略称としては「なりダン(1)」が主流のようだ(*1)。当時はシリーズ作品の分類が存在していなかったが、その後はエスコートタイトル扱いされていた(2020年に分類自体が撤廃)。 物語はクレス達のいる時代のおよそ100年後に当たる、アセリア歴4408年が舞台となる。「なりきり」と呼ばれる不思議な力を持った双子の男の子・ディオと女の子・メル、そしてディオが拾ってきた不思議な生き物・クルールの冒険を通じて、彼らの秘められた過去、そして本編で魔王と恐れられたダオスが大いなる実りを求めた理由が明かされることになる。 システム なりきり ディオとメルが持っている不思議な能力で、その職業の服を着ることでその職業になりきる能力。 つまり、剣士の服を着れば魔神剣や虎牙破斬といった剣技を行使出来、ウィッチの服を着れば魔術が使える。 なりきりのためのコスチュームはディオ・メル共に66種類用意されており、剣士や忍者(くのいち)といったような戦闘職のコスチュームから、画家や占い師などの技術職のコスチュームまであり、後者のコスチュームは戦闘には不向きだが、後述する頼まれごとを解決するために必要になる場合もある。 また、モンスターや歴代ナムコ作品のキャラクター、そして本編キャラクターのコスチュームもある。 なお、『ファンタジア』において魔術はエルフの血を引く者以外は行使出来ないという設定があり、2人はエルフの血を引いている訳ではないのにウィッチなどの服を着ると魔術を行使出来るが、これにはなりきりの力に限らぬ理由がある。 たのまれごと 冒険の中で、町の人達からサブシナリオの「たのまれごと」を受けることがある。その数は全部で30。 「孫に誕生日のプレゼントを届ける」といったシンプルなお使いもあるが、前述のなりきりの力を駆使しなければならないものや、後述する性格を特定のものにする必要があるものもあり、一筋縄ではいかない。 本作のメインストーリーを進める一方で、終盤のダンジョンでは規定数完了させておかないと入り口で門前払いされるため、このたのまれごとも適宜こなしていく必要がある。 性格 ディオとメル、クルールには「性格」という概念があり、戦闘時に着ていたコスチュームや、ボスを撃破した後で彼らのしてくる質問に対し、どう答えるかで変動する。 性格はディオとメルは21種類(*2)、クルールは友達・忠実・野生の3種類有り、コスチュームにはそれぞれより能力が発揮出来る性格が設定されている。 また、クルールはディオとメルの性格によって前述の3種類のいずれかになり、それによって姿を変える(性格による3種類×レベルによる8段階=合計24種類)。 性格は、一部の頼まれごとを解決するために必要な条件になっていることもあるほか、装備品の中には戦闘による性格変動を起こさせなくするものがある。 登場キャラクター アセリア歴4408年 ディオ この物語の主人公の1人で、山で遊んだりすることが大好きな活発な13歳の双子の男の子。 メル この物語の主人公の1人で、ディオとは対照的に読書や裁縫が好きな穏やかでおっとりとした13歳の双子の女の子。 クルール ある日、ディオが山の中で拾ってきた不思議な生き物で、鳴き声は「クルール!(名前で設定したものが当てられる。)」や「ウキュ?」が主。冒険においては2人をサポートするが、物語の鍵となる重大な秘密を持っている。 ノルン ディオとメルの前に現れた白い翼を生やした謎の女性。2人に精霊の試練を受けなければならない事を告げ、以降も度々現れては彼らを導く事もあれば謎めいた言葉を残していくこともある。 ペアレント(プレイヤー) ゲームをプレイする「あなた自身」。双子のディオとメルの育て親となる。 アーチェ・クライン 「時空戦士(*3)」の1人で、魔術師。長命であるエルフの血を引くハーフエルフであるため、本編の時間から200年以上経った今も当時と変わらない姿で「魔女っ娘の塔」と呼ばれる塔に住んでいる。ノルンの頼みを受けてディオ達の力を試すべく戦う事になる、このゲーム最初のボスキャラクター。 アセリア歴4203年 ※本作中においては他の時代には登場しないが、本編においては、アーチェも下記のクラース同様にこの時代で出会い、仲間になるキャラクターである。 クラース・F・レスター 時空戦士の1人で、リーダー格として扱われる召喚術師。ダオスとの戦い(後に「ダオス戦役」として伝えられる)の後、自分の時代のユークリッド村に戻って助手であり恋人でもあるミラルドと共に暮らしている。2人に未来に伝えられているダオス戦役の記録は一方にとって都合の良い形で伝えられているものだという事を知らせ、クレス達の時代に行き、その真実を知るよう導く。余談になるが、ノルンは時空戦士に2人が試練を受けるための協力を要請するが、基本的にあまり突っ込んだ事は伝えていない。しかし、クラースには2人が背負っている宿命や、デリス・カーラーンが滅びの道を歩むようになったきっかけといったほとんどの事を伝えた描写がある。 アセリア歴4306年 チェスター・バークライト 時空戦士の1人で類い希な弓術の才を持つ、クレスの幼馴染みで無二の親友。ダオス戦役後は復興を遂げたトーティスの村(後のミゲールの町)の一角にある剣術道場で、戦争によって親を失った子供たちの世話をしている。 ミント・アドネード 時空戦士の1人で、神に祈りを捧げる事で癒しの力を行使する「法術(ほうじゅつ)」と呼ばれる力を使う法術師。現在はトーティス村の教会で人々をその法術の力で癒したり、悩み事の相談に乗ったりしている。 クレス・アルベイン 時空戦士の1人で、本編の主人公。現在は再興したトーティス村に剣術道場を開いて、剣術を教えている。 アセリア歴4354年 藤林すず 時空戦士の1人で、忍者の里に住まう里の頭領(*4)。弱冠11才ながらもその才覚は目を見張るものがあり、ディオ達が来る事やその理由といったものだけでなく、クルールの正体さえも初見で見抜いていた。 暗黒時空 ??? ディオとメルの正体を知る者。 評価点 重く、考えさせられるストーリー 全編を通してかなり暗く、重いストーリーが展開される。 だが、ただ暗いばかりではなく、その中でも様々な事を考えさせられるものになっている。後述するヴァルハラ村の移り変わり、頼まれごと、魔鏡を通じて垣間見る事の出来る時空戦士達の心、そしてそれに対する思いなど、シナリオ・ストーリー面の完成度の高さはシリーズ屈指だとするファンの意見も少なくない。 コミカルなシーンは徹底してコミカルに、ダークなシーンは人の心の暗い部分に容赦なく踏み込んでくる。パッケージや物語冒頭の雰囲気は、良い意味で裏切られることだろう。 『ファンタジア』本編の名言、「この世に悪と呼べるものがあるとすれば、それは人の心だ」というのを更に踏み込んだ「罪と罰」「欲望」「慢心」「憎悪」「差別」そして「狂気」といった「人間の内側」、そして「育つ環境、親と子」が本作のテーマであると言えよう。 続編として見ても秀逸 テイルズ オブ シリーズにおいては、続編として作られていながらも色々破綻してしまったものもある。だが、本作のシナリオに関してはまさしく『ファンタジア』の裏側を描いたとも言える内容となっており、この作品と本編を組み合わせる事で「『テイルズ オブ ファンタジア』という作品は完全なものとなる」との意見もある。 本編のキャラクターはあまり活躍せず、ゲスト出演程度の出番しかない。しかしその少ない登場で本編のキャラクターたちのその後の心境やダオスとの戦いについての考えが十分伝わるため、問題というよりむしろそれ故に本作の主人公たちのシナリオに集中でき、なおかつ本編のファンはイメージを崩すことなくプレイできると評する者も多い。 ただし本編のファンの中には、そのあまりの雰囲気の違い等の理由から、この作品を否定的に見る者も少なからず存在するのも事実で、この辺はやはり続編物として避ける事の出来ない宿命か。 親としてのプレイヤー ディオとメルの親となったプレイヤーはディオとメルの名前の変更だけではなく、プレイヤー自身の呼ばれ方も変えられる。名前で「○○さん」と呼ばせるのは勿論、「お父さん」や「お姉ちゃん」、さらに「偉大なる指導者様」、「ご主人様」と呼ばせることも可能。 また、第一部のみだが、ボスを倒すごとに双子がプレイヤーに問いかけてくる質問の答え方によって、「性格」の値が変化する。 上記の要素から本作はシリーズ中もっともプレイヤーと登場キャラクターの距離が近いと言われ、操作キャラクターたちに非常に愛着がわく。 ナレーターも高評価 ふしぎ ふしぎ。 キャラクターの動きだけではなく、キャラクターのその場の心の描写などを解説。 GBCの、本編と比べて少ない容量と小さなドット絵で表現しきれない描写を演出するための苦肉の策とも言えるが、まるで絵本を読んでいるようなテキストと挿入されるタイミングにより他のテイルズ オブ シリーズにはない独特の雰囲気を演出するのに成功している。(参考動画(ニコニコ)) GBCとしては頑張っている音楽 流石にSFC版やPS版の元の曲と比べるのは酷だが、それでも十分に曲の雰囲気は出ている為、GBA版『ファンタジア』のチープなPSG音のアレンジよりも良いという意見も多く上がっている。 本作オリジナルの「DARK MIND」「JUDGEMENT」等の曲の評価はかなり高い。 良くも悪くも力を入れすぎのおまけ要素 メインストーリーをクリアすると『ドルアーガの塔』のダンジョンが登場する。(参考動画(ニコニコ)) 流石に本家に比べ簡略化はされているものの、ダンジョンは全60階あり、更に途中で条件を満たしていないとZAPで飛ばされてしまうなど、雰囲気は出ている。 塔にしか出てこない多くのモンスターやクリア後のイベント、そしてエンディングロールもドルアーガの塔用に用意されており、良くも悪くも「おまけに力入れすぎ」と評されることも。 問題点 戦闘関連 戦闘システムがアクション性の高い戦闘を売りにしているテイルズ オブ シリーズでありながら、ターン制に近いものとなってしまっている。本作のプレイ人口の少なさの最大の原因と言っても過言ではない。 ハードスペック上仕方ない所もあるのだが、シリーズ通じての特色であるアクション性の高い戦闘システムではない、という点は言うまでもなく異色で、それ故に批判意見が集まっていると言える。 一応、部分でアクション要素がある事もあり、シリーズのリニアモーションバトルシステムらしい雰囲気を出そうと頑張っているのは解るのだが、やはり根底の仕様はどうしようもない。 本作の戦闘バランスはかなりタイトになってしまっている事もあり、「ストーリーは良いのに、(先が見たくても)戦闘がきつすぎる」という意見がよく上がる。 中でもラスボスはシリーズ最強ともいわれる程。 ものすごい威力の全体攻撃に加え、かなりの頻度で回復したり、防御を固めたりする。これだけでもかなり厳しいのだが、素早さが非常に高いため、ディオ達の素早さが低いと連続行動を許してしまう。場合によっては、最大レベルであってもまともな方法で倒すにはかなり運の要素が絡む。 ただし、ディオ達を計画的に育成した場合は、それほど強敵ではない。ディオ、あるいはメル1人だけでラスボスを倒すことも十分可能である。 そうでない場合、後述するある種の救済措置である「バキュラ戦法」に頼らざるを得なくなり、長期戦が確実となる。 コスチューム関連 レベルアップの際に着ていたコスチュームに応じて能力の増減に影響があるため、コスチュームの運用方法によっては能力が偏ったり、器用貧乏になってしまい、場合によっては一層攻略が難しくなってしまう。 キャラクターのレベルとは別に、着ているコスチュームをマスターするために必要な、いわばコスチュームの経験値である「コスチュームポイント(CP)」という概念がある。 CPが溜まるとそのコスチュームで特技を使えるようになるほか、マスターした種類のコスチュームは合成して新しいコスチュームを作る「オーダーメイド」に使えるようになる。 たいていの上位コスチュームは着用条件として、下位のコスチュームをマスターしておく必要があるが、それだけではなく「人生経験」が設定された数値以上無いと着られないようになっている。コスチュームを1種類マスターすると人生経験の値が1上がり、上位のコスチュームを着るには多くのコスチュームをマスターして人生経験を積む必要がある。 従って、コスチューム育成と同時にディオ達のステータス成長にも気を配る必要があるため、管理が難しくなってしまっている。 強力なコスチュームを着られるようにするには、基本となる様々なコスチュームをマスターしなければならないため、この問題が厄介なものになっている。 実戦運用を見越したレベルアップを考慮しすぎてコスチュームをいくつかに固定させてしまうと「人生経験」が上がらず、強力なコスチュームを着ることが出来なくなる。 かといってコスチュームマスターを優先すると、特技が解放されたマスター済みのコスチュームはすぐに着替え、未マスターのコスチュームを戦闘で運用することになる。また、高い能力成長補正を持つコスチュームに固定せず様々な種類でレベルアップしていると、能力が伸び悩んだままにもなりかねない。任意でレベルアップをさせることが出来るならまだしも、勿論そんな事が出来る訳はない。 なお、コスチュームを着替えるには、コスチュームケースがある場所に戻るか、消費アイテムが必要。 実戦運用が難しくなってしまうと「バキュラ」のコスチュームをディオまたはメルに着せてボスのTP(*5)が尽きるのを待つ「バキュラ戦法」以外に道が無くなってしまう。 もっとも、育成が上手く行っても最終的に着せるコスチュームは、ディオは高い攻撃力と圧倒的な速さを持つ上に魔法全般耐性まで持つ非常に強力な「忍者頭(にんじゃがしら)」、メルは高性能な回復技と魔法全般耐性を持つ「ミント」の組み合わせ、のほぼ一択。 これらのコスチュームを手に入れてからはあらゆるコスチュームが下位互換となり、「好きなコスチュームを着てダンジョンを攻略」という自由度が大幅に減少してしまう。 + バキュラとそのコスチューム及び、バキュラ戦法について 元はナムコのシューティングゲーム『ゼビウス』に登場する敵で、256発打ち込めば破壊出来るという都市伝説(*6)をネタにしたコスチューム。 着るとHPが強制的に256になってしまうが、如何なる攻撃でも1しかダメージを受けず、また、本作では敵も特技を使う時にTPを消費する仕様になっており、どの敵もバキュラを破壊出来る256発も特技を使えない(その前にTP切れを起こす)ために、他の仲間が力尽きてもバキュラで敵のTP切れを待って、その後で仲間を復活させて一気に攻め掛かるという戦法を取る事が出来る。 つまり、育成失敗して能力的に問題のあるキャラクターとなってしまった場合は、雑魚はともかくボス敵に関してはこれを着せて壁役に徹底させるしか無くなってしまうということ。 育成に関しては、このゲームでもっとも大切なパラメータである素早さの成長を考え、レベルアップ直前に「忍者頭」や「すず」に着替えさせる事が多いが、或いは全パラメータが高成長する事から「ダオス(*7)」にするケースもある。 いずれにせよ、レベルアップ直前にいちいち着替えるのはかなり面倒なのだが…。 従来のシリーズのようにリニアモーションバトルであれば、偏りすぎたステータスも多少プレイヤーのテクニックでカバーできたかもしれず、また他のコスチュームより弱いコスチュームでも操作性によっては十分楽しめたであろう事を考えると、これもまた本作のターン制という戦闘システムにより発生してしまった問題といえる。 余談になるが、このシステムに対しての批判があったためかは不明だが、『なりきりダンジョン2』と『同3』ではコスチュームごとのレベルに育成要素が一元化されるようになった。 鬱要素がある 本作を指して鬱ゲーとする意見がかなり多い。 鬱要素としてよく上がるのが本作のシナリオ第二部・ヴァルハラ村・悪徳商人ボエボエ・魔鏡イベントである。 公式サイトやパッケージなどを見る限りでは、これ程陰鬱な気分になる要素があるゲームにはおよそ見えず、ギャップ故に余計にトラウマになってしまった、というプレイヤーも多い。 また、本作の文章はゲームの容量、あるいは画面の解像度の問題もあるのだろうが、基本的にひらがなとカタカナで構成されている。 その中でも一部の字と「死」のみは強調して漢字で表記してある他、本作の鬱要素は人の死だけでなく、今生きている人の心の弱さ、脆さ、醜さといった人間の裏の部分を抉り取るように演出している。 + 各イベントの大まかな概要 シナリオ第二部 ネタバレ防止のため深くは記述できないが、13歳の子どもにはあまりにも厳しい試練と現実がある。 過去ヴァルハラ村 ヴァルハラ村は戦争で肉親を失ってしまった者や、各地で虐げられ、追いやられてしまった者が集う村である。それ故に雰囲気は非常に重苦しく、人間のどす黒い部分も見られる。特に死を望む男、妻と息子を亡くした老人、頼まれごとに登場する発狂した少女は多くのプレイヤーの心に残った(トラウマになったという者も)。そして約100年後、途端に裕福となったこの村の人々は金の亡者となり心の中が貧しくなっていく。なんともリアルで汚い人間の心を描いている。 悪徳商人ボエボエ かなりの鬱イベントで、救われない人の業を描いている。ある意味本作のもう1つの本編である。本作だけではなくテイルズ オブ シリーズ全体を通して見ても屈指の完成度と重厚なシナリオを誇るサブイベント。まさに本作の鬱要素、プレイヤー(親)から受けるディオとメル(子ども)への影響、ヴァルハラ村を表現しているイベントである。ちなみに、この「ボエボエ」という名前もあくまでデフォルトの設定であり、実は変更が出来る。良くある「名前を入力して下さい」というものとは違うナビゲーションメッセージが名前を入力する際に表示されるのだが、これまた色々な意味で強烈に印象に残るものになっている。しかも、イベントの内容が内容なので余計に複雑な気分になる。 + ボエボエの名前設定時のナビゲーションメッセージ。ネタバレ(?)注意。 「あなたがおもう、いやな人のなまえは?」 魔鏡 こちらもネタバレ防止のため深くは記述はできないが、一部の本編キャラクターのストーリーが鬱すぎるとの意見が多々ある(チェスター、アーチェ、すずが特に言われている)。ちなみに、このイベントの内のチェスターのものの中で出て来る誤字(にどど(*8))は批判を浴びており、イベントの内容が内容だけにネタにして笑い飛ばす事も出来ないというのが追い打ちになっている。 哲学的な問い 第二部から登場するボスキャラクター、魔鏡イベントでのとある男女のテキストが非常に哲学的である。 他のRPGでも哲学的な問いや発言は存在するのだが、本作の場合、問題は登場キャラクター達がそれに対して明確な答えや見解、解釈を示さないため、必然的にその問いに対する回答や解釈は完全にプレイヤー依存となる。 しかもそれらの哲学的な質問はいくら議論しても答えが出ないような難解なものばかりで、多くのプレイヤーが悩まされた。 そこまでの難題を示すのならば、せめてなにか指針のようなものは欲しいという意見が出るのも無理はないが、この作品は全体を通して「答えは自分で考えろ」というスタイルであり(本編もその傾向がある)、自分で考えることにこそ意味がある。 総評 ストーリーの重さで言えば恐らくはシリーズでも一二を争うものであり、そういった意味でも異質な作品である。 そのシナリオは深く練り込まれており、人のダークな面も含めた描写はもはや見事の一言で、続編として見ても『ファンタジア』を見事に補完している傑作である。 『ファンタジア』のシナリオやキャラクターに深く触れず、新たに判明していく謎、本編で特に触れられなかった物語をメインにした外伝的なスタンスは『ファンタジア』のファンにもおおむね好意的に受けいれられたが、もちろんそうではないファンもいるのは事実である。 全編を通じての「過去の罪」と「純粋な心」という、関連性のなさそうな2つのテーマが上手くシナリオに噛み合っている。 そして、リアルな人物描写故に考えさせられる所も多い。ヴァルハラ村やボエボエのイベント等、RPGの肝であるシナリオ・ストーリーに関しては、暗く重いものが受け付けないといったような事がなければ十分にプレイヤーを引き込めるものとなっている。 ストーリーだけでなく、独特な言い回しのナレーターや、親としてゲームに参加できるシステムなど、他のテイルズ オブ シリーズにはない面白さも持ち合わせている。 それだけに、ハード性能の問題もあるとはいえ、テイルズ オブ シリーズでありながら、ターン制に近い戦闘システムになってしまっている事やシビアすぎる戦闘バランスといった要素が惜しまれる。 本作を評価する上での定番となっているのが「戦闘システムがリニアモーションバトルシステムだったら文句なしなのに」といったようなもので、それ故に戦闘システムを改良したリメイクを望む声も多く出る事になった。 その後 ファンのリメイクを望む声に応えてか、2010年8月5日にPSP用ソフトとして『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX(クロス)』が発売された。 戦闘システムはシリーズおなじみのリニアモーションバトルになり、一部の要素が賛否両論あるものの、おおむね高評価を得ている。 だがそれ以外の点…特にシナリオやキャラクター面は、本作のダークな面の描写などを必要以上に改変・削除してしまい、不自然な迄に軽い作風にされてしまった。 それどころか、開発陣の趣味嗜好を無理やりぶち込んだとしか思えない、お粗末な新設定や新キャラによる原作レイプと言わざるをえない状態に。 また、原作どころか大元の『ファンタジア』のシナリオ展開にまで重篤な悪影響を及ぼしているものまである始末である。 本作オリジナル曲がすべて差し替えられているなどといった点も含め、完成度は低く、特にシリーズファンからは腫物のような扱いをされる事となってしまった。 原作発売時に生まれていなかったプレイヤーや、原作未プレイのプレイヤーによって、内容が別物レベルで異なる原作なりダンと、なりダンXと一緒くたにしてしまった「なりダン許すまじ」との声が多々ある点は残念なことであろう。 できることなら、現在で、原作なりダンを何らかの形で配信してプレイできる状態にしてほしいものである。 余談 本作のシナリオを手がけたライターの新免G之進(しんめんじーのしん)氏は、メインストーリークリア後に入れるスタッフルームにおいて「この作品の主人公は、実は…○○○です。」と、ディオ達が本作における本当の意味での主人公ではないとしている。 実際に誰を主人公としているのかは敢えて伏せさせて頂くが、クリアした上でそれを聞くと確かに納得がいくものとなっている。 また、同時に「本作は『ファンタジア』の続編であるけれど、ここで描かれた物語はあくまで「可能性の1つ」でしかなく、本当の『ファンタジア』の続編はプレイヤーがそれぞれに思い描くものです。」(意訳)とも発言している。 実際の内容も非常に優れているが、公式という立場でありながらプレイヤーの想像の余地を奪わず、また、プレイヤーの思い描く想像を否定しないスタンスを示したことは高く評価されている。 勿論、これで内容がお粗末であれば「ただの逃げでしかない」と批判されてしまうのは言うまでもなく、ライターのシナリオへの強い自信が垣間見える。 そして本作シナリオがライターの自信に応えうるだけの逸品であるというのは、各所のコミュニティやレビューサイトにおいてシナリオ面への批判がほぼ見られないという事実が示す通りである。
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/24411.html
TOPなりきりダンジョン アセリア歴4408年 街・村 なりきりハウス おまけの部屋 ヴァルハラ町 オリーブ村 ダンジョン 魔女っ娘の塔 カオスの洞窟 ドルアーガの塔 アセリア歴4203年 街・村 ユークリッド村 ヴァルハラ村 ダンジョン 風の谷 炎の洞窟 水の洞窟 大地の洞窟 アセリア歴4306年 街・村 トーティス村 ヴァルハラ村 ダンジョン 不思議な塔 悪魔の塔 古代遺跡 12星座の塔 アセリア歴4354年 街・村 忍びの里 ヴァルハラ町 ダンジョン 電気の洞窟 闇の洞窟 精霊の森 魔王の洞窟 暗黒時空 ダンジョン 炎の国ムスペルヘイム 氷の国ニヴルヘイム 巨人の国ヨツンヘイム 小人の国ニダヴェリール 死の国ヘル 天界への虹ビフレスト ▲ なりきりダンジョンX アセリア歴4408年 街・村 エトスハウス ヴァルハラ町 オリーブヴィレッジ ナム孤島 ダンジョン きらめきの塔 審理の晶谷 追憶の歪み アセリア歴4203年 街・村 ユークリッド村 ヴァルハラ村 ダンジョン 熱砂の洞窟 ローンヴァレイ 精霊の洞窟 浸食洞 アセリア歴4306年 街・村 トーティス村 ヴァルハラ村 オリーブヴィレッジ ユークリッドの都 ダンジョン モーリア坑道 12星座の塔 スルト深林 超古代都市トール アセリア歴4354年 街・村 忍者の里 ヴァルハラ町 ダンジョン 超古代都市トール ムジョルニア洞窟 闇の神殿 ネルヴィの洞窟 トレントの森 暗黒時空 ダンジョン 焔王の楔 氷狼王の礎 ウェーランド平原 ロキ魔科学研究窟 グリトニル山岳 ダオス城 ▲ ▲ TOPなりきりダンジョン(小説版) ドレフ島 ▲
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/24696.html
PT称号ボーナス 概要 なりきりダンジョン3に登場したスキル。 + 目次 なりきりダンジョン3 なりきりダンジョン3 効果名 称号名 編成 HP回復UP テイルズヒーロー、テイルズヒロイン、ラブラブ?、剣術指南 クレス、スタン、リッド、カイル、ロイド、フリオ の内3名、ミント、ルーティ、ファラ、リアラ、コレット、キャロ の内3名、クレス・ミント、スタン・ルーティ、リッド・ファラ、剣士・クレス TP回復UP 癒しの達人、学術指南 クレリック、ミント、フィリア、リフィル の内2名含む、学者・キール TPコストダウン ラブラブ?、ベストパートナー、小さな巨人 チェスター・アーチェ、剣士・クレリックorウィザード、すず、チャット、ジーニアス、プレセア の内3名 打撃力UP ふたりはライバル、三角関係、兄弟仁義 スタン・リオン、リッド・ファラ・レイス、カイル・ロニ 知力UP サイエンティスト、ラブラブ? クラース、フィリア、キール、ハロルド、リフィル の内2名含む、キール・メルディ キャストUP 天才と愚民、魔術指南 フリオ・キャロ・ハロルド、ウィザード・アーチェ スピードUP 疾風のごとく、グレートハンター 忍者、すず、しいな の内2名含む、チェスター、チェルシー、リッド、ナナリー の内2名含む 防御力UP 2人はライバル、秘められた過去、豪快さん リッド・レイス、ルーティ・リオン、ロイド・クラトス、コングマン・フォッグ 気絶UP 2人はライバル、剣と拳と、グラップラー、親子の絆、弓の心得 クレス・チェスター、剣士・格闘家、コングマン・ファラ・リーガル、スタン・カイル、アーチャー・チェスター 打たれ強さUP 片想い、頑固者、クールなやつら ジーニアス・プレセア、クラース、コングマン、フォッグ、クラトス、リーガルの内3名、すず、ウッドロウ、ジューダス、プレセア の内3名 逃げ足UP ナンパもの ゼロス、ロニ、遊び人の内2名含む ガルドゲットUP いかすメンズ、親子の絆、金の亡者 ウッドロウ、ジョニー、レイス、ゼロス の内3名、ルーティ・カイル、盗賊・ルーティ レアゲッター レンズハンター、ラブラブ?、もうかりまっか?、おっとごめんよ! ロイド・コレット、商人フリオ、商人キャロ、レイスの内2名含む、盗賊・すず・チャット、盗賊フリオ・盗賊キャロ・ルーティ フードゲッター 料理上手 ワンダーシェフ、ミント、マリー、ナナリー、リーガル の内2名含む 耐熱防寒 動物大好き ねこにん・(服)ねこにんorメルディorしいな
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『修正依頼』が出ています。依頼内容は、罵倒に満ちた感情的極まる記述の修正です。対応出来る方がいらっしゃるなら宜しくお願いします。 テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX 【ているず おぶ ふぁんたじあ なりきりだんじょんくろす】 ジャンル ロールプレイングゲーム(シリーズ内ジャンル名 真実と向き合うRPG) 対応機種 プレイステーション・ポータブル 発売元 バンダイナムコゲームス 開発元 ナムコ・テイルズスタジオ 発売日 2010年8月5日 定価 5,219円(税別) プレイ人数 1人 セーブデータ 544KB以上 レーティング CERO B(12歳以上対象) コンテンツアイコン セクシャル、犯罪 廉価版 PSP the Best 2013年2月21日/2,667円(税別) 配信 【PSP/PSV】2013年11月28日/2,381円(税別) 判定 シリーズファンから不評 劣化ゲー ポイント 原典から満遍なく改悪された内容ファンからは満場一致で黒歴史単体で見ても完成度は低いシリーズ史上最低最悪のキャラ「アルベルト」 テイルズ オブ シリーズ 概要 特徴 問題点 戦闘関連 シナリオ キャラクター面 ロンドリーネについて エトスについて アルベルトについて 最悪の後日談 その他の問題点 評価点 総評 余談 同時収録・テイルズ オブ ファンタジア クロスエディション 概要 ゲームボーイで発売された『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン』(以下「原作」と表記)をPSP向けにリメイクした作品。 第1部のボス戦後の問いかけ以外にセリフがなかったディオとメルにセリフを用意したり、戦闘システムをシリーズと同じアクションのものにしたり『テイルズ オブ ファンタジア』との橋渡しの役目を持つ新キャラクター・ロンドリーネの追加などが行われている。 また、原作および本作のシナリオは『ファンタジア』本編を前提としているため、『ファンタジア』を未プレイだとシナリオが理解しにくくなっている。 そのため、『テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション-』の戦闘システムを洗練させた『テイルズ オブ ファンタジア クロスエディション』を同時収録している。 原作は暗く重いながらも練り込まれたシナリオが高く評価されたが、戦闘システムはハードの制約もあってシリーズ恒例のアクション要素の強いリニアモーションバトルシステムからターン制に近いものとなっていたため、戦闘システムを改良したリメイクが望まれ続けていた。 満を持してのリメイクとなった本作は、多数のシリーズ作品にキャラクターデザイン・作画監督として携わる松竹徳幸氏自身がアニメーション監督を務め、背景スタッフはスタジオジブリの作品やアニメ版『時をかける少女』に関わったスタッフで制作されている。 その一方で、開発スタッフの上層部(ディレクター・シナリオライター等)には、原作及び『ファンタジア』本編の開発に携わった人間がほとんどいない(2人いるプロデューサーの岡本進一郎氏のみ原作と同じ)。 また、担当プロデューサーは『テイルズ オブ バーサス』で悪い意味で名を広めてしまった大舘隆司氏であった。 そのため「原作に沿ったシナリオやシステムはしっかり再現してくれるのか」「余計な要素を加えてどっちつかずな出来にならないか」と、発売前からファンの間で不安がられていたのだが、その危惧は案の定この上もない形で的中してしまい、ファンからの多大なる怒りを買うこととなった。 一応、戦闘仕様を評価するプレイヤーやX新規のGB未経験プレイヤーにはそれなりに受け入れられたが、それらの層からすら嫌悪される要素も多々ある始末で、単体としても微妙としか言えない作品となってしまった。 特徴 システムは『テイルズ オブ ハーツ』(*1)のそれをさらに進化させている。 本作では術技発動のパワーソースとして「エモーショナルブレイブゲージ (EBG) 」を使用する。このゲージはキャラクターの感情の変化を表したものであり、ゲージが高いと攻撃力が上昇、防御力が下降し、ゲージが低いとその逆となる。ゲージは攻撃を当てたり、ガードをすることによって上昇し、術の使用により減少する。ゲージが100%を超えた状態では「オーバーブレイブ」が発動でき、これにより攻撃力上昇などの恩恵が得られ、秘奥義(いわゆる必殺技)を発動できるようになる。 『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』にあった仲間モンスターの要素もあり、特定のコスチュームでモンスターと戦うと、戦闘終了時に一定確率でそのモンスターを仲間にできる。 モンスターは戦闘メンバーとして使用可能であり、モンスターだけのパーティを組む事もできる。 問題点 戦闘関連 今まではTP回復効果を持つアイテムだったグミが、本作ではEBGを増加させる効果になっている。 つまり、自分は攻撃しつつ他の仲間にグミを使ってもらう事で、常にゲージを100%以上に保ててしまい、他シリーズ作品以上に秘奥義の連発が可能になってしまっている。 この結果本作を「グミゲー」と呼ぶプレイヤーもいる。 参考までにTPが存在しない他のシリーズ作品にはTP回復グミの互換アイテムはなく、HP回復グミしか存在しなかった。 キャラクター間の強弱バランスが極端であり、コスチュームをマスターして覚えるスキルが揃っていれば、最終的には主人公「ディオ」と「メル」の圧倒的な2強となる。 秘奥義の演出が全体的に地味。 同時収録の『クロスエディション』に比べると、初動が遅く、動きやエフェクトもあっさりしている。 中でもロンドリーネの使う秘奥義「デモンズランスレイン」は通常技とさほど変わらない見栄えである。ダオスの使う秘奥義「スーパーダオスレーザー」も従来と比較すると明らかに演出が劣化している。 『ファンタジア』のキャラにも秘奥義が搭載されている(*2)が、残念ながらチェスターとクラース以外は既存の術技を秘奥義扱いにしただけの手抜きである。 しかも秘奥義になってしまったため普通の術技として使う事ができない。そのため前日譚である『クロスエディション』では使えたはずの技が何故かその後日談では普通に使えなくなるという珍妙な事になっている。 また、PS版などでは秘奥義相当の特殊な奥義として扱われていたクレスの技「冥空斬翔剣」と、一定条件を満たせば習得出来た技「殺劇舞荒剣」が正式に秘奥義に設定されている。 しかし、冥空斬翔剣の原点となる発動ボイスはデフォルトでは聞けず、発動に合わせたプレイヤーの操作が必要。 全ての敵がのけぞりにくく、爽快感が味わえない。 こちらの攻撃を数発耐え、場合によってはそのまま反撃してくる。 この攻撃を与えても怯まずに行動できる特性は過去テイルズシリーズでも見られ、「鋼体」と呼ばれている。 それでも他作品では精々ボスクラスと、一部の大型雑魚敵が持っているにとどまっていた。しかし本作ではほとんど全ての雑魚敵が鋼体持ちとなっているため、爽快感が損なわれている。 戦闘システムの基盤となった『ハーツ』でも鋼体持ちの雑魚はそれなりの割合で登場したが、本作のように著しくテンポを崩す程にはなっていなかった。 原作にあったなりきり服が本作では作れない。 『ファンタジア』キャラのなりきり服や、「つりし」や「商人」など戦闘に向かないコスチュームが軒並み削除されてしまったことが、原作ファンから非難を呼んだ。 『ファンタジア』パーティメンバーのなりきり服が削られたのは、彼らが本作では仲間(戦闘メンバー)として加入するためと思われる。 原作では戦闘に不向きだった非戦闘系コスチュームも頼まれ事などのイベントで必要になり、戦闘以外でもディオ達のなりきりの能力を活かしていたのだが、本作ではごっそり削られてしまっている。 もっとも、戦闘が複雑化した本作で原作のような大多数のコスチュームを用意するのは明らかに無理があり、また戦闘に力を入れているからこそ下手に非戦闘系コスチュームを入れられないと見る事もできる。 とはいうものの、それならそれで戦闘時には使わないイベント用キーアイテムとして導入する等はできたはずで、何よりコスチュームの主な入手法が『服屋で作成する』→『ダンジョン内に無造作に落ちている』と変更されており、もはやなりきりやコスチュームといった設定ではないほうが自然なシステムに成り果ててしまったのは残念がられることが多い。 クルールの最大の特徴であった成長する事により姿を変えると言う要素が無くなった。 原作ではパーティメンバーはディオ・メル・クルールの3人組だったが、本作では『ファンタジア』のパーティメンバー6人と新キャラクター・ロンドリーネも参加し、最大4人までで戦闘を行えるため相対的に影が薄くなってしまった。 覚えるスキルや技の性能と数のせいで他のパーティキャラと比べても若干弱いため存在感の薄さに拍車がかかっている。 その代わり新たにチェインパートナーという、操作キャラクターに変身して同時攻撃を行うシステムが追加された。しかし残念ながら使い勝手が悪いためほとんど使われない。 シナリオ 大筋そのものは原作と同じだが、その描写等はほぼ別物と言っても良いくらいに改変されている。 原作はシリーズの中でも重く哲学的要素に富んだ独特な作風だったが、本作では打って変わってかなりライトな作風となっており、加えて所々説明不足が目立つようになってしまった。 原作はシリーズでもかなり尖った異色な作品であったが、その尖った異色さが何よりの魅力だった。そのため、その個性を必要以上に削り、最近のシリーズの不評な面を反映させたような作風になったため芳しくない評価を受けることとなった。 また、上に書いたように『ファンタジア』本編のキャラクターも戦闘で使えるようになっただけでなく、シナリオに深く絡むようになった事も「本編エンディングでの別れが一気に軽々しくなった」という批判に晒される事に。 クレス達はエターナルソードという自由に時間転移できる術を持っていたが、クラースはそれを知った上で「私は、もう二度と(100年後に生きるクレス達とは)会えないな…」と言っていた。これは、ダオスの争乱をきっかけに時空を越えて一堂に会していたメンバーが夫々の時代に戻る事で、本来あるべき関係に戻る事を望んでいたからである。 彼が自分だけを指してこう言ったのは、彼と同じ時代に生きるアーチェは人間より長命なハーフエルフの為、100年経過した現代でクレス達と再会出来る可能性は十分にあり、50年後の未来に生きるすずもクレスたちの年齢から同じく存命のうちに再会出来る可能性があるが、クラースは間違いなく亡くなっているあろう事からである。 つまり、二度と会えない、今生の別れだからこそあの離別のシーンが光るのである。本作の仕様はそれを台無しにしていると言われても仕方がないだろう。 一部高い評価を受けていた「たのまれごと」も大幅に削減、正確にはごく僅かがサブイベントとして残っているだけで、このシステムすら無い。そして数少ない残った部分すら悉く改悪しているのである。 特に悪徳商人ボエボエのイベントは、原作の面影も無い淡白でさほど印象に残らない代物になってしまった。 原作では重い内容ながらも非常に評価の高いイベントだったものの、本作のそれは原作のファンはおろか、新規プレイヤーですら首を傾げてしまう内容になっているため、原作ファンからは「こんな有様ならイベント自体を削除してくれたほうがマシ」という批判も。 最後にボエボエと会話する場所のBGMが「陽気な熱帯地帯」をイメージさせ、さらにイベント中ずっとそのBGMがかかりっぱなしである。会話内容とまったく合っていない。このイベントは原作の言わばもうひとつの本編もしくは裏のシナリオといってもよいイベントだったのだが…。 原作にあったヴァルハラ村や魔鏡の間などの鬱要素や哲学的な台詞もかなり緩和または削除されている。 鬱ながらもファンから高く評価された一部の「たのまれごと」や、難しくも深い哲学的な問いも原作の特徴の1つであった。 原作ではプレイヤーが親代わりであり、双子に対して道徳や倫理観を教育する立場であるため、基本的に「答えは自分で導き出せ」というスタンスのゲームである。よって明確な答えを用意しない、哲学的であることに意義がある。それらの一部を排してしまったことで、物語の深みが無くなってしまったという評価を受けている。 ちなみに、原作のシナリオライターは開発室にて、主人公についてディオとメルではないある人物だと発言していたが、本作のシナリオライターは開発室にて「主人公はディオとメルです。」とはっきり発言した。 どのような意図でこのような発言をしたのかはわからないが、本作のクオリティの低さ故「原作の趣旨すら理解していない」と取れる発言になってしまった。 細かい矛盾点など 精霊のグレムリンレアーは作中、かつて『ファンタジア』でクラースの口車に乗せられて契約した事を口にするのだが、本作でグレムリンレアーと出会うのは『ファンタジア』で契約した時代(すずの時代:未来)の約50年前(クレスの時代:現代)で、この時代のグレムリンレアーはクラースと契約どころか出会ってすらない。 キャラクター面 ディオ達の過去に絡む重要な位置にいる人物の人格が悪い方向に変更されている。本作で新たに追加されたキャラも多いが、彼らについての評価も芳しくない。 この重要人物は原作では主人公のディオとメル同様双子という設定であったが、本作では設定の変更を受け赤の他人となっている。 これは原作の根幹に関わる部分で、双子から他人にする必然性は今作だけを見ても一切無い為、典型的な改悪だと猛烈に非難されている。 シナリオの改悪による影響を最も受けたのは主人公の双子に試練を与えた精霊「ノルン」であり、今作では非常に機械的に動くような人物に性格が改変されている。 + ネタバレ注意 捨て子、終わりの見えない戦争、新しい親(軍人)とのしがらみ、疲弊していく国家、劣悪な生活環境…など、様々な悲劇が重なり合い「大量破壊兵器の使用」という結末にたどり着くわけだが、張本人が「俺は悪くない、戦争が悪い」の一言で片付けてしまう。あながち間違った主張ではないが、戦争に関わらない罪無き生物の命まで奪った張本人が使っていい言葉ではない。シナリオや描写の大幅な変更などでこの人物の内心も見えづらくなり、思考停止からの責任放棄にしかなっていない。 なお原作では自身の行為は紛れもない「悪」だと理解しており、人間なら抱いて当然の感情によって使用し、本作のように白々しい責任転嫁などはしていない。だからこそ彼の善悪の判断は非常に難しい問題なのである。それ故にノルンの「審判」の対象に選ばれたと言える。 だがリメイクでは単なる「短絡的な動機による大量虐殺犯」でしかないにもかかわらず原作と同じ扱いな為、大きな矛盾となった上ノルンの株も大きく落とす結果になってしまった。 また、原作では大罪を犯したある2人を認め、その罪の償いに協力的な姿勢をみせるなど器の大きさを見せたダオスだが、今作では打って変わって冷徹な人物として描かれている。(過去に2人がしたことを鑑みれば無理のないことではあるが) ディオとメルの性格改変。 ディオは所々日本語的に違和感のある発言が多く、「誰得」などのネットスラングを使うなど世界観に合わない。性格もどこか生意気かつ妙なトゲが目立つ人物になっている。 メルも全体を通してやたらとネガティブシンキングな面が強調されており、賛否が分かれる。 + その他、目立つキャラについて 長いため下りたたみ ロンドリーネについて 『ファンタジア』本編との橋渡しとして追加された女性。しかし言うほど橋渡しの役割は果たせていない。 ダオスと過去に会ったことがあり、時空を超えて彼を追っていると言う設定だが、当のダオスを追う理由は「幼い頃にダオスと会ったがそのときの彼はとても優しく、戦争を仕掛けたダオスと同一人物とは思えない。そうなってしまった理由を本人に会って確かめたいから」という、個人的な私情によるもの。 上記の理由が判明するのもストーリーが中盤を過ぎてから。それまでは自分の目的を隠したまま思わせぶりなことを言いつつ、成り行きで仲間に入ったかと思えばダオスに会いに行くからと抜けるという期間が続く。 彼女の出自設定に謎がある。 後に発売された攻略本で「普通の人間と変わらない姿だがエルフの末裔」と正式に彼女の正体が公開された。これはエルフの中で稀に生まれる、魔力を持たず、エルフの特徴も持たないレネレスの事を刺していると思われるが、現在のロンドリーネは普通に魔法を扱える。 『ファンタジア』と世界観を同じくする『シンフォニア』では、アイオニトスという鉱石の粉末を摂取すれば人間でも魔術を使用できるという設定があるため、彼女がそれを用いて魔術を使用しているとも考えられるが、そういった説明は無い。 まとめると、「生粋のエルフの子孫であるが、魔力を持たず、エルフの特徴も持たないレネレスとして生まれたために村を追い出され、人間として幼少期を過ごし、後天的又は上記の手法にて魔力が身についたため魔術が使えるようになった」と説明すれば辻褄が合う。 以降の外伝作品でも、ロンドリーネに関しては「エルフの末裔」という設定となっているが、それ以上が語られることはない。 ロンドリーネ自身は至極常識人で、他のオリジナルキャラクターのような非常識な言動や行動が殆ど無く、『ファンタジア』の仲間内にはいなかったノリの軽い姉御肌な女性であり、デザインも藤島康介氏に近い絵柄で(*3)ファンは多い。 エトスについて ディオとメルの親代わりとして登場した新キャラクター。 原作ではディオとメルの親代わりをゲームのプレイヤー自身が務める事で高い感情移入を生み、シナリオのメッセージ性や深みがより増すという評価点にもつながっていた。 エトスの追加はそれらの要素を否定するものとなっており、原作プレイヤーからの批判点の1つとなっている。 + ネタバレ注意。 原作や小説版のように人間にではなく、人間と全く異なる存在である精霊のエトスに双子を託すというノルンの行動は、人間の本質を見極めるという目的には不適切なのではないかという疑問もある。 アルベルトについて ノルンに命を与えられたクローゼットで、本作における誰得要素の筆頭。 原作ではなりきり服はダンジョンの休憩地点などにあるタンスから出し入れしていたのだが、本作ではアルベルトがその役目を担っている。 とにかく自分の欲望丸出しで協調性や節度が欠如しており、口を開けば後述する暴言や下劣なセクハラ発言ばかり。 あまりの憎らしさから名前で呼ばれず、ファンサイドでは専ら(実際はクローゼットであるにもかかわらず)タンスと呼ばれている。 戦闘には一切参加しない上に都合が悪くなるとすぐに逃げる。かのモルモを彷彿とさせるが、まだまともな発言もしてくれる時がある分モルモの方が余程マシとすら言えるレベルである。 ダンジョン内で着替えが出来ないのも「着替え室がないから」という合理的なものではなく「アルベルトが危険のある場所には出てこないから」という身勝手なものになっている。(*4) 極度の女尊男卑な思考回路であり、男性陣への態度は殆どが上から目線の罵詈雑言or暴言で固められている。言動の一つ一つをとってしても下品なものばかり。作中のキャラは構う価値は皆無と理解しているのか多くの発言は見事にスルーされているが、原作や『ファンタジア』本編のファンが聞き流せるかと言われたら、まず否である。 一方、女性陣にはメル メルメル/ロンドリーネ ロディたん/ミント ミーたま/すず すずちん…と言った気色悪いあだ名をつけた上にセクハラまがいの言動をとる。 例外的にアーチェだけは『凶暴なオバハン』呼ばわりし、セクハラ発言は勿論名前で呼ぶ事すら無く、基本的に男性陣と同じ横柄な態度をとる。 言うまでもないだろうが、双子の扱いは常にディオ メル。ディオに対しては他の男性陣と同様容赦なく下劣に罵りにかかる。(*5)挙句実質生みの親であるノルンにすら悪口を言い、極めつけには終盤のスキットでプレイヤーにまで悪口を言ってのける。 もっとも有名と思われるのは、「チェスターの妹・アミィ(故人)の事を罵り、その上兄のチェスターをシスコン&変態扱いする」と言うスキットだろうか。当然妹を貶されたチェスターは怒りのあまりアルベルトに対して容赦ない態度を見せた………りはせず、半ばやれやれな態度で流しているに過ぎなかった。 原作と『ファンタジア』のファンがプレイした場合、チェスターの背負っている背景(*6)・原作の魔鏡イベントも知った上でその暴言を聞かされる事になる。 チェスターの人生はアミィ無しには語れない。幼くして両親を亡くし、孤児となった2人を養う者は誰もおらず、自分で食い扶持を稼がねばならなかった。そんな苦境の中でも盗みなどの犯罪に走らなかったのは、その罪で自分のみならず妹も穢してしまう事を知っていたからである。アミィを愛し、誇りに思っているからこそ今の真っ直ぐな心を持つチェスターが居るのだ。しかもその妹は、『ファンタジア』冒頭で村を襲った軍隊に殺されている。 これに関連して、スキット内でのチェスターのやたらと落ち着いた対応にも時に批判が寄せられる。原作でのチェスターの性格(*7)なら、ブチギレるどころか周囲の制止を振り切ってでもアルベルトを叩き壊しにかかるのは間違いない。 一応、スキット以外ではでしゃばらないというのが最後の救いかもしれないが、当シリーズでスキットを聞かずに進めるのはプレイする楽しみがかなり減るので、そうもいかないのが現状。 だが、着替えをした時等のシステムメッセージなどが何故かアルベルトの発言したものの体を取っており、加えてアルベルトの喋りに特徴的な訛りがあるせいで、嫌でも目に入り非常に鬱陶しい。 なお、先述したチェスターとの会話の詳細は以下の通り。 + スキットの詳細。不快になる可能性があるので閲覧注意。 ディオ達に魔物使いのコスチュームを渡したチェスター。メルのことを思わず「アミィ」と呼んでしまったあとのチャット。 チェスター「アミィと間違えるなんてな……」アルベルト「アミィって、おめぇの妹だか?」チェスター「あ、ああ、そうだよ……」アルベルト「ほぇ~~~、おめぇに妹がなぁ~~」チェスター「な、なんだよ!人の顔ジロジロ見て」アルベルト「おめぇみてーなキツネ目の妹っつーことは、そのアミィっての、名前に合った顔なんだなや」チェスター「なんだよ、それ。アミィが俺に似てるって言いたいのか?」アルベルト「みなまで言わんでええだ、ええだ。おめぇの顔見てれば、ぜぇ~んぶわかるだよ」アルベルト「おめぇはかわいい妹が欲しかったんだ。だから、さっきメルメルをわざと間違えたんだど?」チェスター「バカ言ってんじゃねぇっての」アルベルト「あひゃぇ!当たっただ!図星だ!!こいつ、メルメルを狙ってる変態だーよ!!!」チェスター「あのなぁ……そりゃ、お前だろ……?」 これはひどい…。 そして極めつけに、開発室で聴けるスタッフによるアルベルトへの「毒舌キャラ、楽しんでいただけましたか?」 「毒舌」とは、辛辣な悪口や皮肉を言うこと(*8)であり、アルベルトのそれはただの「暴言」でしかない。 結果、アルベルトの発言の数々をお茶目要素であるかのように扱う開発陣への不信を煽るだけとなってしまった。元より、この時期のテイルズスタッフは「平然とキャラ崩壊させる」「特定のキャラをもちあげる為に他のテイルズキャラを『踏み台』にする」「キャラの扱いに苦言を呈した声優の発言すらおちょくってネタにする」「ゲームに自分達(開発陣)が好きそうな要素を無理やりねじ込む」といった面において大暴走しており、目に余るものが多々あった事からユーザーからは非難轟轟だった事で有名だが、その最たる例ともいえるだろう。 こんな有様のため、アルベルトは満場一致で「シリーズ最低のキャラ」としての評価が定まる事となった。多くの言動が欲望に忠実過ぎるあまりキャラクターの語り口調として不自然なものも多く、中には「彼はキャラクターとすら呼べない、単なるスタッフの欲望のアバター」と評する者もいる。 実際に『マイソロ3』のスキットや『エクシリア』のキャラにまつわるコピペなどでアルベルトがネタにされている。 またあまりに不評だったのか公式人気投票からはアルベルトの名前が削除されている。 最悪の後日談 シナリオ改変の影響で本編キャラクターの悉くがディオ達と出会わなければ悲惨な末路を辿る事になってしまった。(参考動画(ニコニコ注意)) + ディオ達と出会わなかった場合の本編キャラクターの悲惨な未来。ネタバレ注意。 クレス 犯罪組織“シグルド”との戦いの中戦死。 ミント クレスの死に絶望して自殺。 クラース 召喚術の論文が認められず生きる希望をなくし、酒に溺れた末に死亡。 すず 魔界の王プルートと刺し違え戦死。 チェスター 不明。 改変の結果『ファンタジア』本編までも巻き添えにしているため、『ファンタジア』本編のファンからは凄まじい反発が起きた。 仲間達が辿った悲劇を知るアーチェと悲劇を逃れたキャラクター達が揃うという「アレ?」と思える現象も起こっているが…。 似た事例だと『デスティニー』の主人公スタンの続編での扱いもかなりの批判があったが、本作の場合はそれすらまともに見える酷さを誇る。 スタンの場合は「長年一線を退いていた」「愛剣ディムロスを失い、全ての昌術と多くの特技が使えない」「家族同然の存在を人質を取られ、武器を捨ててされるがままに殺された」「非常に凶悪な敵が相手だった(*9)」後の展開にもある程度活かされている等、相応のフォローがあった。 ミントに関しても、悲観から安易に死を選ぶような人物ではない。冒険の中で苦境にも折れない芯の強さを身につけた女性である。 これらの後日談が納得のいく流れであるのならばここまで批判される事は無かったかも知れないが、ストーリー上有り得ないと思われるような展開を具体的な描写もなく追加したことで原作のファンから反感を買うこととなった + ネタバレ注意。 クラースが論文を燃やされたのは、論文を提出するより前に召喚の契約を破棄してしまったせいで召喚術を証明できなかったからである。冗談のような話だが召喚を証明できなかった部分以外は公式サイトにも書かれている内容である。 『ファンタジア』で契約の破棄を明言していたのは闇の精霊シャドウのみで、他の精霊たちとの契約破棄は本作のみの設定である。「召喚術の悪用を防ぐ」という意図だったようだが、そもそも精霊たちは契約の指輪さえあれば誰の言うことでも聞くわけではない。(*10)あくまでクラース個人との契約である以上、解除する必要はなかったはず。 + 余談 『ファンタジア』の後日談に当たる第一部は、原作ではシナリオらしいシナリオは無く、本編キャラクターの協力を仰ぎながらディオ・メル・クルールの3人で精霊の試練を受けていき、封印された性格を解放していくというものであった。その反面で前述のたのまれごとの内容がかなりヘビーなものもあり、こなさなければ後半のダンジョンの扉が開かないため、実際はそこまで淡泊に感じさせないようにはなっている。 その他の問題点 リメイク作であるにもかかわらず、原作での人気曲「DARK MIND」「Judgment」など、あいだとしき氏による曲は一つも採用されていない。 「あいだとしき氏はギタリストの会田敏樹氏で、権利関係のために使用できなかった」と一部で推測されているが詳細不明。 その代わりにシリーズお馴染みの桜庭統氏が新曲を書き下ろしているが評判はあまりいいとは言えず、特にラスボス戦の曲はファンからは「どう聞いても通常戦闘のノリ」と言われている。 『ファンタジア』の音楽のアレンジも音がこもっている、主旋律が聞きづらい、異様にがしゃがしゃしていてうるさい、などと不評である。 発売前にやたらと押されていた『テイルズ オブ グレイセス』の主人公・アスベルのコスチュームはパスワード入力でしか手に入らない。 もっとも、これまでのDLCやアンロックキーと違い、パスワードは攻略本やネットに全部載っているので、探せばすぐ見つかるレベルではある。 2010年12月ごろから公式HPに全て公開されている。 評価点 原作ではパーティメンバーはディオ・メル・クルールの3人だったが、本作では『ファンタジア』のパーティメンバー6人と新キャラクター・ロンドリーネも参加し、最大4人までで戦闘を行えるようになり、パーティの選択肢が大幅に増えた。 戦闘システム、ハードの制約もあってシリーズ恒例のアクション要素の強いリニアモーションバトルシステムからターン制に近いものとなっていた原作に比べると大幅に改良された。 『PS2版テイルズ オブ デスティニー(以下リメD)』『ハーツ』にあった「同じ術技だけ使っていればいい」という問題点は、同じ術技が連続で出せなくなった事により解消された。 なお、「通常攻撃→特技→奥義」の通りにしか技の連携が出来ないためリメDやハーツほど連携の自由度は無いが、特定のスキルの修得で連携の幅も同じようになる。 本作では通常攻撃が術技と同様に着脱可能であり、×ボタンに通常攻撃・〇ボタンに術技なども可能。携帯機ではセットできる術技が少ないといった問題に対する一つの解ともいえる。 仲間モンスターを自分で動かすことが出来る。このシステムが初搭載された「ラタトスク」ではモンスターは全てAI操作であったため、自分で動かすことが出来なかった。 仲間モンスターの中には『クレイアイドル(*11)』などのとてつもなく強力な性能を誇るモンスターもおり、本来『敵だから許されている』凶悪性能の技や体質を思う存分使用することが出来る。 『テイルズ オブ デスティニー2』の強敵ガープや、2周目以降の隠しダンジョンでは作中に登場するボス(の色違い)まで仲間にすることも可能。 今作のモンスターはアイテムも使用可能になっており、更に人間キャラが倒されても全滅扱いにならなくなっている。この点もラタトスクの欠点を解消した形となっている。 ちなみに仲間モンスターには隠しダンジョンの裏ボスもおり、まさかの秘奥義まで搭載されていたりする。 ダンジョンがランダムダンジョンから『ファンタジア』の固定ダンジョンになった。 当時の2頭身のトップビューではなく、『デスティニー2』等の3頭身2Dテイルズのクォータービュー風に書き直されており、それでいて当時の地形を模した作りのため懐かしみつつも新鮮な気分で冒険ができる。ギミックもしっかりと踏襲。 暗黒時空のダンジョンは地下墓地等の通常世界で拾われなかったダンジョンが元になっている。 バンナムの他作品とのコラボ要素があり、『アイドルマスター』や『塊魂』などのなりきり衣装が存在する。 それ自体はコスチュームのバリエーションの増加に繋がっているので評価出来るのだが、大元が3D作品のコスチュームで秘奥義を使用した時のカットインがそのまま3Dグラフィックで挿入されるため、ゲーム自体が2Dグラフィックで表現されている本作では違和感が強く、諸手を挙げて評価出来ないとする意見も出てきてしまっている。 総評 ここまで読んでもらえば分かったと思うが、一つの作品としてあまりに問題が多く、完成度は低い。 特に原作を知るプレイヤーにとっては、あまりの矛盾点や問題の多さから難色を示す要素だらけであり「評価の高かった原作要素を削り、満遍なく改悪されたゲーム」という評価をされている。 ターン制に近かった原作の戦闘が、シリーズお馴染みのリニアモーションバトルになった点は評価されているが、そもそもハード性能を考えればできて当たり前の最低ラインでしかない。 一方で原作を知らないプレイヤーが単体のゲームとして見れば、ゲームプレイに差し障るバグなども無ければ、シナリオなどを除けばゲーム全体に致命的欠陥があるわけではない為、クソゲーと断じるのは難しい。 ただし原作を知らないユーザーにとっても「アルベルトがウザすぎ」という点においては満場一致で大不評である。 総じて「基礎ができてない(原作の良さを理解していない)くせにアレンジをしたがる人の典型」であった。 余談 発売後 メディアクリエイトの初回のランキングでは第1位を獲得し初週の売り上げ本数は10万8356本であり、最終的な売り上げ本数は原作の15万4602本を上回る18万4355本(いずれもファミ通調べ)であったが、上記の悪評によりかつては市場に中古が溢れている状態となってしまっていた。 同時収録されている下記の『クロスエディション』も質の悪い劣化移植となっているためか、元となっている『フルボイスエディション』の方が中古価格が高くなっているのも普通に見かけられる。 ゲーム内容外でのアルベルト関連 改めて言うことでは無いが、キャラクターを演じた声優には一切の非はない。(*12) 龍田氏に対しては、このキャラクターのせいで一緒くたに叩かれかねない事に対する同情もあるが、「アルベルトというキャラクターをその演技で更にプレイヤーを苛つかせる位に完璧に演じきった」と評されるべきだろう。表現がネガティブになってしまっているが、あくまでアルベルトというキャラクターの立ち位置などを受けての表現であり、この場合は演技を批判する意味で用いていないのでそこは了承願いたい。 上述した不快な要素ばかりが詰め込まれたキャラクター性もあって、「タンスのウザさに耐えるのもノルンから(プレイヤーヘ)の試練」等と言われてしまっている。 二次創作のイラストでは、アルベルトが燃やされている絵が大量に見られる(*13)。作中でアルベルトにこれといった制裁が加えられない(*14)事と決して無関係ではないだろう。 また、テイルズ関係の2chスレでは、アルベルトのような口調のカキコがあると、ほぼ必ずと言っていいほど「紅蓮剣!」「エクスプロード!」といった感じで火属性の強力な技・術によるレスがかえってくるほか、Amazonでの評価も辛らつで、ほぼ全てのレビュアーがアルベルトを不満点として挙げている。 普段ならば、ことバンナムに対してそのえげつなさから批判意見の多いDLCだが「 タンスの存在を消せる追加コンテンツだったら数千円払ってでも買う 」という意見すら上がっているところからもプレイヤーがどう見ているかが分かってもらえるのでは無いだろうか。 シリーズ他作品でも毒の強い性格や極端な言動・描写で賛否を招くキャラは少なくないが、彼らなりの信念や筋は通しており、そこを評価し彼等を好くファンもまた多い。日常会話においても最低限の節度はしっかりと弁えており、アルベルトほど無秩序なキャラは皆無である。 キャスティング関連 シリーズでは珍しく、ディオ・メル・クルールの声優は過去に発売されたドラマCDで担当した声優とは違う人物が担当している(*15)(*16)。 攻略本によると、ディオとメルの性格を掴むための資料としてこのドラマCDも使用されたらしい。しかしなぜ声優が変更されることになったのかは不明。 誤解のないように書いておくが、変更後の声優の演技についてもディオ役の斎賀氏の演技など広く評価されている。 また、元々のドラマCDの声優陣もキャライメージに合った優れた演技で評価は高かったこともあり、本作でキャスティングが一新されたのはそもそも原作におけるドラマCDの存在自体を知らず、あとになってその存在を知った(*17)からという噂がファンの間で流れたこともあった。もちろんこの噂は情報源やソースが見つからない完全な噂であるが、かつてドラマCDでミクトランの声を担当した声優が続投した過去がこの噂を加速させた可能性もある。 同時収録・テイルズ オブ ファンタジア クロスエディション 本作に同時収録されている『ファンタジア』の移植作品。 詳細はこちらのページを参考にされたし。
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1159.html
テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン ・要約版:要約スレpart2-868,871,875 ・詳細版:part7-407~419,421~422 868 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 12 31 37 ID qCZLQR0J0 テイルズオブファンタジア なりきりだんじょん プレイヤーであるあなたが拾った双子の赤ん坊ディオとメルは成長するも、 本当の自分が無いのでもう少し経つと消滅してしまうと精霊ノルンが言うので、精霊の試練を受けることに 時空を越え、ダオスを倒した勇者達からの話、ダオスの話などを聞き、精霊の試練を終える しかし本当の試練はこれからだった、明らかになっていく双子の過去 戦争状態にあった二つの小国は大国の王ダオスの調停を無視 敗戦の色濃い国で、ディオスは将軍である養父の命により、 双子で科学者のメルティアが探究心と好奇心から作りあげた魔科学兵器を発動させ、 二つの国は消滅、世界のマナは急速に失われ、大樹カーラーンは枯れた ダオスの尽力により、カーラーンは復活、同時にカーラーンの精霊でラタトスクの隠し子ことノルンも復活 しかし人間の業を見たノルンは、人の本質は善か悪かを見定めるために、 いわば親となったマーテルの世界で、双子の魂を転生させたのだった 心を鍛え、自分達の王であるダオスの残留思念と邂逅し、自分というものを持った双子 それでも双子は過去に縛られた自分と向き合い消すのではなく受け止め同化 それは過去に起きた死亡という事実を受け入れることでもある、あなたにありがとうと残し双子は消えた あなたは双子の赤ん坊を拾う、それは懐かしい面影を持つ双子 871 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 19 51 09 ID L7EouQ5Q0 868 ラタトスクとかの設定はこの時既にあったんだな 乙 875 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 00 00 46 ID ZwUIKelK0 871 ゴメン、勝手に追加してたw 407 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 16 ID 7OCPgOTz 1 星が降るようなきれいな空の夜。 空から本当に降った星を見に行ったあなたは、そこで双子の赤ちゃんを見つけます。 あなたは色々と手を尽くして捜しましたが、二人の親は見つかりませんでした。 あなたは二人の面倒を見ることを決め、女の子に『メル』、男の子に『ディオ』と名付けるのでした。 2 ~アセリア暦4408年~ 13年の月日が流れた二人はすくすくと成長しました。 彼らは、他の人には無い特別な力を持っていたのです。 それは、コスチュームを着ることによって潜在能力を高め、そのものになりきる力、『なりきり師』と呼ばれるもの。 彼らはその力を用いて、他人の手伝いを仕事としていました。 ある日、ディオは山で変わった動物を拾ってきました。 「クルール!クルール!」 星のしるしのついたこの動物は、その鳴き声から『クルール』と名付けられました。 彼らが出かけようとしたとき、突然翼を持つ女性が現れました。 「私は、ノルン・・・あなた達は、黒き運命と共に生まれました・・・」 彼らが生まれながらに罪を背負った存在であると言うノルン。 彼女は『塔』の上にいるという時空戦士の一人と会え、と言い残し消えました。 408 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 18 ID 7OCPgOTz 3 「ふっふっふ、よくぞ来た・・・あたしが、この塔の、主じゃ!・・・なんちゃって!」 『魔女っ娘の塔』の最上階にいたのは時空戦士の一人、アーチェ・クライン。そこに再びノルンが現れます。 12の精霊による『精霊の試練』、ノルンはそれを彼らに受けさせるため協力してほしいとアーチェに頼みます。 アーチェはディオたちと戦いその力を試し、彼らの強さを認めノルンに力を貸しました。 アーチェの力により、ディオたちの家『なりきりハウス』の絵画の一つ、太陽の絵に別の時空へのゲートが宿りました。 ディオたちは、最初に待つ風の精霊シルフを探しに旅立つのでした。 4 ~アセリア暦4203年~ ユーグリッド村でディオたちは時空戦士の一人、クラース・F・レスターに出会います。 そこにノルンが現れ、ディオたちの背負う罪についてクラースだけに話します。 「・・・信じられん。あまりにも・・・惨い」 クラースは、時空戦士と魔王ダオスとの戦い、『ダオス戦役』の後世での歪められた伝承を聞き、 ディオたちがいずれ会うであろうクレスに『ダオス戦役』の真実を聞くようにディオたちに言いました。 そして風の谷の入り口を開く風の紋章を渡してくれました。 409 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 20 ID 7OCPgOTz 5 風の谷の最下層でディオたちは風の精霊シルフと出会い、力を示します。 シルフは、なりきり師の本当の力はコスチュームにでは無く、ディオたちの心の中にある、と語ります。 「これから出会うであろう精霊達は・・・様々な『気持ち』『心』について、語るでしょう」 シルフは風の心、『自由な心』をディオたちに渡してくれました。 6 炎の洞窟で炎の精霊イフリートから『闘魂』を、 水の洞窟で水の精霊ウンディーネから『平常心』を、 そして大地の洞窟では地の精霊ノームから『感謝の気持ち』を学んだディオたち。 この時代の全ての精霊の試練を乗り越えたディオたちは、クラースの力を借り、 星の絵から地水火風の精霊を統率する精霊マクスウェルを探しに別の時代へ旅立つのでした。 410 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 21 ID 7OCPgOTz 7 ~アセリア暦4306年~ 村の壊滅から2年が過ぎ、復興しつつあるトーティス。 そこで、ディオたちは時空戦士の一人、チェスター・バークライトに出会います。 そこにノルンが現れ、ディオたちを導くよう願います。 「奴らは・・・傷だらけだ。・・・何より、『心』ってやつが・・・な」 チェスターは、戦争で親を失った子供の世話をしていました。 犯罪に走り、それを自分のせいでは無いと甘える子供を増やさないためだと語ります。 そして、クレスは留守だから先に精霊の試練を受けて来いと、不思議な塔の入り口を開く不思議な壺を渡してくれました。 8 不思議な塔の最上階でディオたちは分子の精霊マクスウェルと出会い、力を示します。 マクスウェルは『探究心』をディオたちに渡してくれました。 そして、時空を超えてやってきたディオたちに、時空のあり方について話をします。 例えば、転んで怪我をした昨日の自分に注意するようにと時を遡ると、怪我をして注意しに来た自分は存在しなくなる。 つまり、たとえ時を遡っても決定されている結果は覆すことはできない、と言うことをディオたちに教えました。 「・・・さてと、わしの講義はこれにて、おしまいじゃ」 411 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 23 ID 7OCPgOTz 9 トーティス村に戻ると、チェスターが2人が帰ってきたことを教えてくれます。 教会で時空戦士の一人、ミント・アドネードに出会います。 そこに現れたノルンに『大法術師』と呼ばれた彼女の瞳には悲しみの色が浮かんでいました。 「私は、体を癒す力を、持っています。・・・でも、人の心は癒せるのでしょうか?」 自分の無力さを感じるミントをノルンは諭します。 一人の人間ができる事には限りがあるが、みんなで協力することで大きなことができる。 何より、あなたの微笑みが陰ってしまったら、多くの人が悲しむ、と。 「それに・・・そろそろ、あなた自身の幸せに気付いてもいいころですね。それは、意外と、近くにあるのかもしれませんよ」 ノルンに励まされたミントは、ディオたちに光の精霊に会うための合言葉を伝えました。 10 剣術道場で時空戦士の一人、クレス・アルベインに会うことができました。 そこにノルンが現れ、『ダオス戦役』について、 ダオスが何のために戦争を起こし、何を求めていたのかディオたちに教えてほしいと頼みます。 ダオスの目的は、魔科学を滅ぼすこと、 そして、枯れてしまったダオスの母星の世界樹を救うための『大いなる実り』を手に入れることだった。 彼は、自分の星を救うために戦っていた、と。 「ダオスの星で、救いを待っていた人たち・・・僕たちは、彼らにとって希望を打ち砕く存在、『悪者』だったんじゃ無いかって思うよ」 話の後、クレスはディオたちに、悪魔の塔に入るために必要な映らない鏡を渡してくれました。 412 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 24 ID 7OCPgOTz 11 古代遺跡で光の精霊アスカから『挑戦する心』を、 悪魔の塔では魔界の精霊グレムリンレアから、善い心と表裏一体である『悪い心』を学んだディオたち。 なりきりハウスに戻ってきたディオたちの前におかしな仮面を被った男が現れます。 「人の存在こそが『悪』そのものなのだ!悪を嫌うのならば人であることをやめてしまえ!」 どこかで聞いたような声を張り上げ、男は消えました。 12 12星座の塔で月の精霊ルナから『悩む気持ち』を学んだディオたち。 この時代の全ての精霊の試練を乗り越えたディオたちは、クレスたちの力を借り、 月の絵から雷の精霊ヴォルトを探しに、さらに別の時代へ旅立つのでした。 413 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 26 ID 7OCPgOTz 13 ~アセリア暦4354年~ 忍の里で最後の時空戦士、藤林すずに出会ったディオたち。 背後への出現を読んでいたすずの鋭さにノルンは焦りつつも、ディオたちに協力して欲しいと頼みます。 すずは、忍の掟に縛られ心を閉ざしていたこと、そしてクレスたちに出会って人の心を知ったことを話します。 「人は、他の人との出会いや別れを繰り返して・・・大人になってゆくものなのですね・・・」 そして、電気の洞窟の扉を開くための合言葉を教えてくれました。 ディオたちが部屋を出ようとした時、すずがクルールを呼び止めました。 「あなたは・・・何が、目的ですか・・・?」 「ウキュ・・・?」 すずは何かを悟ったのか、それ以上問いかけはしませんでした。 14 電気の洞窟で雷の精霊ヴォルトから『創意工夫』を、 闇の洞窟では闇の精霊シャドウから『心のバランス』を学んだディオたち。 なりきりハウスに戻ってきたディオたちの前に再び仮面の男が現れます。 「光あるところに常に闇はある!無理に闇の心を封じた心は歪んだ心だ!人の本質は『闇』だ!」 男はどこかに消えました。 414 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 28 ID 7OCPgOTz 15 すずから精霊の森の扉を開く合言葉を聞いたディオたち。 精霊の森で根源の精霊オリジンから『無心』を、 そして魔王の洞窟では魔界の王プルートから『恐怖』と『欲望』を学んだディオたち。 プルートは『恐怖』と『欲望』に支配されるのではなく、それを自らの生きる力の源にせよと教えます。 しかし、三度現れた仮面の男はそれを否定します。 「既に、人の心には欲望が溢れている・・・『愛情』ですらお互いを満足させるための『損得関係』でしかない!」 男は、ディオたちがいずれ『からっぽの世界』に堕ちると言い消えました。 16 浮かない顔のディオたちの前にノルンが現れます。 「12の精霊による試練は、終わりました。・・・さあ、行きましょう」 ~アセリア暦4408年~ 『精霊の試練』を乗り越えたディオたちをアーチェが出迎え、にぎやかに祝福しました。 こうしてひとつの冒険が終わったのです・・・ 415 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 30 ID 7OCPgOTz 17 数日後、ディオたちの前にノルンが現れます。 ノルンはディオたちに、心を授かったことで何かを考え、その答えが出たかどうか問います。 自分が何のために存在し、何を目指しているのか・・・ ディオたちに、まだ乗り越えなくてはならない試練があると言い、地震とともにヴァルハラ町の東に『カオスの洞窟』が出現しました。 「そこで、あなた方を待ち受けるのは・・・あなた方自身の目で、確かめなさい・・・」 18 カオスの洞窟の入り口で、あの仮面の男が現れます。 仮面を外した男の顔は、ディオにそっくりでした。さらに、メルにそっくりな女性も現れます。 「俺たちこそが、『本当の自分』なんだ!偽者め!俺たちが、消し去ってやる!」 気がつくと、そこはなりきりハウスでした。 ノルンは今のディオたちを『心が分離した不完全な存在』と言います。 ノルンは、雲の絵に暗黒時空へのゲートを宿らせ、そこでディオたちの過去の罪を知るように言います。 「未来は、『可能性』の糸を紡いだ、布。あなたたちが、どの未来へと辿り着くかは・・・私には、分かりません」 ディオたちは暗黒時空へ旅立っていきました。 416 TOPなりきりダンジョンなんか暫く書き込めなかったな・・・sage 04/04/30 16 15ID 7OCPgOTz 19 ~暗黒時空~ 炎の国ムスペルヘイムでフラムベルクを倒したディオたちは、過去の記憶を垣間見ます。 科学者メルティア=バンディはマナを源とした新たな力、魔科学の研究員。 同僚の研究員が、魔科学のあまりにも大きな力に、人間がこんな力を持っていいものかとメルティアに聞きます。 「その、『結果』が目的では無くて・・・研究することそのものに意味があるの・・・」 研究員は、破滅の予感がする・・・と呟きました。 ――情熱・・・純粋がうえに、強い力となる・・・また、純粋がうえに・・・脆くて、弱い・・・―― 20 氷の国ニブルヘイムでフェンビーストを倒したディオたちは、過去の記憶を垣間見ます。 軍隊所属のディオス=バンディはパレスグドラの軍人として、隣国パレスセダムとの民族紛争に身を投じていました。 ディオスはダオスの国の使いからの双方の停戦の要求を伝えるも、上司は使いを殺して送り返せと命令します。 両国をまとめて壊滅させられるほどの大国に楯突くのは得策ではない、とディオスは意見しますが、 「幼いお前たちを、拾って救ったのは誰だと、思っているのだ!?ならば、その命・・・我が国に、捧げるべきであろう!」 上司・・・養父バンディ将軍は聞く耳を持ちませんでした。 ――どこかに、歪みが生じたときそれは、炎となる・・・戦争の始まりだよ―― 417 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 16 17 ID 7OCPgOTz 21 巨人の国ヨツンヘイムでイシュラントを倒したディオたちは、過去の記憶を垣間見ます。 壊滅状態の城の中で、ディオスは瀕死のバンディ将軍に最後の命令を受けます。 研究室に向かったディオスは、そこで血まみれになったメルティアを見つけます。 「ディオス・・・私・・・何の・・・為に・・・分からな・・・ううっ・・・」 そしてメルティアは事切れました。 ディオスは最後の命令、『魔科学兵器の発動』を実行します。 魔科学兵器の蒼き光は、敵・味方・兵士・民間人の区別無く15万余りの人を消し去り、そして・・・ 「何ということだ・・・大樹カーラーンが・・・枯れる・・・」 ――生きることは、選ぶことの繰り返しだ。その選択が、誤りだったときに・・・お前たちは、どうするのだ?―― 22 小人の国ニダヴェリールでジェストーナを倒したディオたちは、過去の記憶を垣間見ます。 ディオスとメルティアに、大樹カーラーンの番人ノルンが語りかけます。 あなたたちは罰を受けなくてはいけない、と。 2人の時を子供に戻し、記憶を全て奪い、異なる時空でもう一度やり直させる。 もし、2人が再び同じ過ちを犯すことになるなら、自分が2人の命を絶つ・・・と。 そして、ダオスは母星デリス=カーラーンを救うため、大いなる実りを求め遥かな場所へ翔びました。 「急がねば、ならぬ・・・全てが滅びる前に・・・」 ――死んでしまえば、それきりなんだ。後のことなんて、どうなったって構わないさ・・・お前らも、そう思うだろう?―― 418 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 16 19 ID 7OCPgOTz 23 死の国ヘルでビッグアイを倒したディオたちは、過去の記憶を垣間見ます。 惑星アセリアで、ついにユグドラシルと呼ばれる世界樹を見つけたダオス。 しかし、ここでも魔科学によってマナが枯渇しようとしていました。 『壊せ・・・破壊せよ・・・魔科学を、破壊せよ・・・魔科学に関わる者たちを、根絶やしにせよ・・・』 ダオスの脳裏に何者かの声が響きます。 「もう一つの私・・・我が、内なる声・・・我に潜む、悪魔の声・・・」 ――二人乗っていれば、確実に沈没してしまう舟・・・お前と、誰かが、それに乗っているとしたら、どうする?―― 24 天界への虹ビフレストの最下層、そこにはダオスが待っていました。 「・・・来たか。我が、民よ。驚くことは無い・・・デリス=カーラーンの民よ・・・」 自分は実体の無い幻だと言うダオス。 彼は、過去の過ちを正すと言うディオたちの力を見定めるため、ディオたちと戦います。 力を示したディオたちにダオスは語ります。 「この世に『悪』と呼べるものがあるとすれば・・・それは、人の心だ。 そして、最も恐るべきもの、勝たなければならない敵・・・それが・・・自分の心だ」 ディオたちは自分から分かれた、自分の心と向き合っている。 それを消し去るのではなく、自分と認め制御せよ、と。 ダオスは、最後の試練に旅立つ2人を見送りました。 419 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 16 21 ID 7OCPgOTz 25 ~アセリア暦4408年~ カオスの洞窟の奥深くの魔鏡の間。そこに置かれた魔鏡が、時空戦士たちの心の中を映し出します。 そして、それを否定するディオスとメルティアの声。 妹アミィのために、彼女の誕生日の時期に花が咲く樹を植えたチェスター。だが、彼女の誕生日は二度と来なかった。 「花が咲いても・・・アミィは・・・いない・・・」 ――死んだ妹の代わりに、たくさんの子供の世話をする・・・それは、他人のため?・・・それとも、自分のため・・・?―― 嫌っていたはずの父と、自分が似てきたということを助手ミラルドに語るクラース。 「流石は、私の研究パートナー・・・いや、人生のパートナーと言うべきかな?」 ――それも、親子の『絆』・・・しかし・・・親を知らない者は、何を愛すればいい?何を憎めばいい?―― 長寿の種族、ハーフエルフ故に、大切な人たちに先立たれてしまうアーチェの悲しみ。 「チェスター・・・あんたともう一度、ケンカしたいよ・・・」 ――心を重ねることが多いほど・・・それらは、後で辛い想いとなってしまう・・・ならば・・・初めからそんなものは無ければいい・・・―― 忍の掟に従い、洗脳された父と母を手にかけたすず。 「父上!母上!お覚悟!」 ――あなたの本当の心は、まだ闇の中・・・誰にも見せない・・・誰も知らない・・・恐らく・・・自分自身にも分からない・・・―― ノルンに、みんなで協力すれば大きなことができると教えられたミント。もっと自分に頼って、甘えて欲しいと言うクレス。 「ミントは、僕にとって・・・大切な人だから」 ――多くの人に必要とされて・・・何を悩む?世界の誰からも愛されない、必要とされない者の気持ち・・・この女は、知らない・・・―― 421 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 16 24 ID 7OCPgOTz 26 カオスの洞窟の最下層。そこで再びディオス・メルティアと対峙するディオたち。 暗黒の自分に、ディオたちはついに打ち勝ちます。 そんな2人をあざ笑うディオス。過去の自分に干渉したディオたちは自身の存在が否定された、と。 「・・・お前たちの居場所は時の流れの・・・どこにも無い!・・・とんだ・・・バカ野郎だよ・・・」 そしてディオたちは、暗黒の自分と再び一つになりました。 「・・・・・・ディオ・・・・・・メル・・・」 どこからか聞こえるノルンの声。クルールの姿が、光とともにノルンへと変わります。 クルールは、ディオたちを見守るためのノルンの仮の姿だったのです。 最後の審判として、ディオたちの力を見るというノルン。 強大な威力の魔術を操るノルンに、持てる力の全てをぶつけたディオたち。 27 ノルンとともにディオたちはなりきりハウスに戻ってきます。 そこで、ノルンはディオたちがこれから時空の波の修正を受け、今のディオたちは存在しなくなるということを告げます。 「しかし、それは、『死』や『消滅』ではありません。『誕生』です・・・新たな、あなたたちの」 役目を終えたノルンは、ディオたちに別れを告げ、消えていきました。 ディオとメルも、あなたに別れを告げます。 「色々、教えてくれてありがとう・・・でも、もう・・・お別れ・・・みたいだ・・・」 「あなたと過ごした、記憶・・・そして、この瞬間・・・無くしたくない」 二人の姿も、静かに消えていきました・・・ 422 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 16 26 ID 7OCPgOTz エピローグ そして、しばらくののち・・・ あなたの前に、二人の子供が現れます・・・ その子は、あなたのことを知りません。 でも、あなたは、その子のことをよく知っています。 「はじめまして・・・そして・・・おかえりなさい」
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テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン2 機種:GBA 作曲者:安田拓也、桜庭統、田村信二 開発元:アルファ・システム 発売元:ナムコ 発売年:2002年 概要 『テイルズオブファンタジア なりきりダンジョン』の続編的作品。 『TOP』・『TOD』・『TOE』のキャラクターが総登場するほか、彼らのコスチュームを着て戦闘に参加することも可能。 前作のストーリー重視のゲーム性とは違って、町を拠点にクエストを受注してダンジョンを探索するといった流れになっている。 『TOE』のようなリアルタイム式のアクションに変更されていて、バトルシステムの面における評価が特に高い。 音楽は『TOP』・『TOD』・『TOE』の曲をベースに使われており、そのゲームのキャラになりきっている時は通常戦闘曲が変化する。 また新曲もいくつか用意されており、そちらはアルファ・システムの安田拓也氏が作曲を担当している。 過去作のBGMの再現度が高く、新曲のクオリティも高いなどサウンド面でも人気。 収録曲(仮曲名/1部のみ) 曲名 作・編曲者 補足 順位 タイトル画面 安田拓也 レグニアの町 フンダクル商品店 桜庭統 『TOP』の「OLIVE VILLAGE」 ステビア服飾店 『TOE』の「IMEN」 フィールド 桜庭統 大樹の神殿 漆黒の坑道 『TOP』の「MORLIA GALLERY」 万年氷洞 『TOP』の「BITING COLD」 試練の塔 桜庭統 『TOP』の「BURNING TOWER」 水の古城 『TOD』の「Imposing visage」 浮遊死都 『TOD』の「Dead or alive」 狩人の森 『TOE』の「RACHEANS FOREST」 幻の城 『TOE』の「FINAL BATTLE」 竜の迷宮 安田拓也 通常戦闘 なりきっていない時の通常戦闘 通常戦闘(TOP) 桜庭統 『TOP』キャラなりきり時の通常戦闘『TOP』の「TAKE UP THE CROSS」 通常戦闘(ダオス) ダオスなりきり時の通常戦闘、ダオス戦でも使用『TOP』の「DECISIVE」 通常戦闘(TOD) 『TOD』キャラなりきり時の通常戦闘『TOD』の「Bare its fangs」 通常戦闘(TOE) 『TOE』キャラなりきり時の通常戦闘『TOE』の「INFERIA BATTLE」 ボス戦 安田拓也 サナトス戦 ラストバトル 戦闘勝利 全滅 エンディング スタッフロール